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【S29 最終333位 最終レート1882】グラードン×カイオーガ構築大反省会

どうも、Bachinです。
S29お疲れ様でした。
今期は最終レート1882と、1900に届きませんでした。
シーズン終盤はグラードン×カイオーガの構築を使ってましたが、中々最後まで構築は纏まらず、ああすれば良かった、こうすれば良かったという点はあるので、今回は反省の意味も込めて構築記事を書きました。
最後まで読んで頂けると幸いです。



【構築経緯】

○グラードン

本構築の軸になります。
グラードンはあんまり使ってこなかったので、今期使ってみたかったのと、対面性能が高く、あらゆる禁伝に対して対面から勝てるスペックがあるので、禁伝vs禁伝というような対面が起きやすい現環境で生かしやすいと思い採用しました。

○カイオーガ

グラードンの補完となる禁伝として採用しました。
グラードンがランドロスやカバルドン等の地面タイプに展開を取られやすいのと、マンムーやヒヒダルマ等の氷タイプに弱いので、選出抑制やグラードンを出せない場合に通す禁伝としてカイオーガを採用しました。

○サンダー

グラードンとカイオーガだと草技が一貫してしまうので、草技の一貫を切るのと、対ザシアンや対物理アタッカー全般へのクッションとしてサンダーを採用しました。
グラードン+カイオーガ+サンダーという並びで全ての弱点を補完出来るのも、サンダーを採用した理由になります。

○バンギラス

グラードン×カイオーガの組み合わせだとどうしてもサンダーが重くなりがちで、サンダーに強く、特殊イベルタルや、黒バドレックスを受けれるポケモンかつ、グラードン×カイオーガ×サンダーの並びでキツイWキュレムの対策として採用しました。

○ゴリランダー

上記4体の並びでは珠ガマゲロゲを選出されるだけで試合が終わるのと、カイオーガを受けてくるポケモン(トリトドン、ラッキー、ハピナス等)を起点に出来るため採用。
草タイプということもあり、構築単位で対策の薄いジガルデやカイオーガの対策としても重宝しました。

○ヒードラン

上記5体の並びではコスパダイナやゼルネアスが重めだったので、そこら辺を誤魔化せる枠として採用しました。
また本構築は基本的に積み技がないため、受け崩しに苦労するため、受けポケモンを崩せる枠としてもヒードランを採用しています。



【個体紹介】

○グラードン

持ち物:拘りスカーフ
特性:日照り
性格:意地っ張り
努力値:A252,B4,S252
技構成:ストーンエッジ/ヒートスタンプ/地震/断崖の剣

対面だけで見れば、あらゆる禁伝に勝てる対面最強ポケモンで、本構築の主軸となるポケモンです。

グラードンの長所としては、対面で打ち負けるポケモンが極端に少ないのと、受けにくい技範囲を持っているため、受けループ系統に強いところです。

逆にグラードンの短所としては、中途半端なSラインと、Sを上げる手段がないため、1体倒した後に続かず、裏のポケモン次第では切り返されてしまう点があります。

そのため、今回はグラードンにスカーフを持たせて、受けにくい技範囲はそのまま、ダイマックスが終わった後でも先行を取れるようにしました。

グラードンのスカーフ型は読まれづらく、初手ダイマエースバーンをワンパンしたり、削れたグラードンをザシアンで上から殴って勝ちだと思ってる相手に分からせてやったりと、奇襲性能が非常に高く使いやすかったです。

努力値調整については、火力も素早さもどちらも譲れなかったので、脳死ASぶっぱにしました。
準速にしている理由は、環境に最速ザシアンが少ないことと、スカーフ型なども考慮すると、黒バドレックスを抜いてる前提で立ち回るのが危険だと思ったので、割りきって準速に抑えて火力に補正を掛けました。

技構成については、ストーンエッジ、ヒートスタンプ、断崖の剣まで確定で、断崖の剣を当てれば勝ちという場面でよく外していたので、大事な場面で安定択を取れるよう地震を採用しました。


○カイオーガ

持ち物:突撃チョッキ
特性:雨降らし
性格:控えめ
努力値:H124,C204,S180
技構成:熱湯/冷凍ビーム/雷/潮吹き

グラードンの苦手なランドロスやカバルドン等の地面タイプと、マンムーやヒヒダルマ等の氷タイプに強い枠として採用しました。

特性と相まって火力も高く、単体性能に優れてはいたが、メタが回りすぎてて、正直動かしづらかった。

今回はカイオーガ受けのポケモンを用意してないため、ミラーで強く出るために突撃チョッキ型で採用しましたが、現環境で使うなら瞑想がある型か、無難にスカーフで高火力を押し付ける型の方が良いと思いました。

努力値調整についてはHが16n-1で、Sが準速マンムー抜き、余りをCに割いてます。

技構成は他に採用したい技もなかったので、テンプレ型で使ってました。


○サンダー

持ち物:アッキの実
特性:静電気
性格:図太い
努力値:H252,B212,S44
技構成:放電/暴風/熱風/羽休め

前期からの流用個体。

グラードン×カイオーガの並びで、草技の一貫を切るのと、ザシアン受け兼対物理アタッカーのクッションとして採用しました。

流石に剣舞持ちのザシアンが増えたり、珠サンダーが数を増やしたことで、あらゆる構築のサンダー対策が厚くなっていたため、前期ほどは動かし安くなかったが、それでもまだ強く、物理アタッカー相手に強引にダイマックスを切り、撃ち合いに勝ったりなど、汎用性の高さは健在でした。

努力値調整はHはぶっぱで、Sを+1で最速エスバ抜きになるように調整し、余りをBに割いてます。

技構成は放電と暴風と羽休めは確定で、構築的にナットレイを投げられることが多く、熱風切り願望で居座ってくる不届き者が多数いたので、甘えた相手を分からせるために熱風を採用しました。
グラードンの晴れとシナジーがあるのも良いです。


○バンギラス

持ち物:食べ残し
特性:砂起こし
性格:慎重
努力値:H252,D252,S4
技構成:ロックブラスト/イカサマ/挑発/ステルスロック

黒バド受けと特殊ダイジェッターを止める役として採用しました。

自分はあまり弱点が多いポケモンを好まず、バンギラスはほぼ初めてくらいに使いましたが、特殊受けの性能や8世代のダイジェット環境に非常に良く刺さってるポケモンだと感じました。

基本的にイベルタルや黒バドレックスを主軸とした構築に対しては、前述のサンダーとサイクルをして、砂ダメとステロや攻撃技で削り、こちらのエースを通すというルートで、かなり良い勝率を確保出来ていたので、サンダー×バンギラスの並びがかなり強いと感じました。

努力値調整については、対特殊アタッカーへの性能を重視してHDぶっぱ。

技構成については、宿り木身代わり黒バドを意識してロックブラスト、引きのザシアンやランドロスに対してダメージを稼げるイカサマ、対再生技持ちのポケモンが不毛なので挑発、サイクルで有利を取るためにステルスロックを採用しました。


○ゴリランダー

持ち物:奇跡の種
特性:グラスメイカー
性格:意地っ張り
努力値:H140,A236,B132
技構成:グラススライダー/ウッドハンマー/挑発/剣の舞

ガマゲロゲやトリトドン、ラッキーハピナス等のカイオーガを受けてくるポケモンに対して強めに立ち回れるのと、相手のカイオーガやジガルデ等構築単位で対策の薄いポケモンを見るために採用しました。

やはりダイジェット環境では動かしづらく、常に苦しい立ち回りを強いられるポケモンではありましたが、かなり役割を絞った使い方をしていたため、選出した試合は毎回活躍してくれて、数々の勝ちを拾ってくれました。

努力値調整については、Hが16n+1で、Bをザシアンの特化巨獣斬確定耐えまで振り、余りをAに割いています。

技構成については、グラススライダーは確定で、ダイマを切らずに相手のサイクルに負荷を掛けるため、タイプ一致最大打点のウッドハンマー、対ジガルデを意識して挑発と剣の舞を採用しました。

剣の舞の枠をビルドアップとかにすると、対ジガルデ性能はもっと上がりますが、剣舞キョダイコランダでH振りザシアンを確定1発に出来たり、剣舞を積んだときのリーチが想像以上に伸びるので、剣の舞を採用しました。


○ヒードラン

持ち物:ヨプの実
特性:貰い火
性格:控えめ
努力値:H196,C252,D60
技構成:マグマストーム/ラスターカノン/大地の力/挑発

本構築の迷走枠。
構築全体でゼルネアスやコスパダイナが重かったので、そこら辺を誤魔化せる枠として採用しました。

コスパダイナを詰ませることは出来るが、対ゼルネアスに関しては壁展開なども考慮すると別に勝てるわけではなかったので、もっと良いポケモンが他にいたんじゃないかと思います。

あと意外にもメタモンを良く投げられるので、メタモンに弱い型であったのも間違いだったかなと。。

努力値調整については、ヨプの実込みで、ゼルネアスの+2ダイナックルをダイマ状態で2耐えするラインまで振り、余りをCに割いてます。

技構成については、タイプ一致のマグマストーム、ラスターカノンまでは確定で、対コスパダイナを意識して挑発と大地の力を採用しました。

ヨプの実が生きる場面があまりなかったので、回復木の実を持たせたり、マグストの定数ダメを稼ぐために身代わりとか守るとかがあっても良かったように思います。
型を詰めきれなかったのは後悔。



【反省点】

○対ザシオーガ構築への回答

終盤3桁帯に上記のような並びの構築が流行り、全く勝てなかった。

サンダーが命の珠を持ってるため、カイオーガやザシアンに弱いバンギラスを選出せざるを得ず、ザシアンを対策するためにグラードンを選出すると、カイオーガやカバルドンが重くなり、カイオーガやゴリランダーを選出すると、ザシアンやサンダーが重くなりという風に、相手の構築に対して、通りの良いポケモンがいなかったため、どう選出したら良いか分からなかった。

一時期すいすい珠ガマゲロゲを構築に入れていた時は、割りと勝率が良かったため、ガマゲロゲを主軸とした対処方法を開拓すべきだったと思う。


○対ホウオウ構築への回答

終盤流行ったホウオウ×ポリゴン2×トリトドンの並び。これがとにかく崩せなかった。

グラードンに剣舞あったら全員ぶち抜かれるだろというような選出だが、生憎自分の使っていたグラードンには剣舞がないため、ポリゴン2で受け切られてしまい、カイオーガで特殊方面から殴ろうと思えば、トリトドンで受け切られる。
じゃあゴリランダーで崩してやろうと思えば、ホウホウで受けられるため、永遠に崩すことが出来なかった。

この3体を崩すために、一時期ゴチルゼルを導入したが、自分がゴチルゼルの使い方が下手過ぎるのと、ゴチルゼルがいると攻撃的な選出をしてくるため、腐る機会が多く使いこなせなかった。

やっぱり構築にウーラオスは必要なんだなと、改めて感じました。



【最後に】

今期は絶対レート2000を達成するぞ!と意気込んでいましたが、環境の変化に付いて行けず、構築も纏まらずで、結果はレート1882となりました。

今期はレートがデフレしてて、2桁順位でもレート2000に届かなくなっており、来月はもっと人が減って更にレート2000達成が難しくなると思いますが、何とか8世代中にレート2000達成出来るよう頑張ります。

最後に、構築相談に乗って頂いた皆様ありがとうございました。今期は結果を残せませんでしたが、アドバイスは来期の糧にさせてもらいます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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