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RUBBER SOUL~LOUD ONE~NORWEGIAN WOOD

42年も経つと、世間でもそんなに話題にするようなことがなくなってきている、という言い訳もしつつ、前の日まで覚えていたのに、昨日これをアップするのを忘れてしまった。

ちょっとした自慢を。

刻印されたマトリクス番号。

このマトリクスの最後(枝番)が「1」を持つ盤は「Loud One」と呼ばれ、カッティングレベルが通常盤より高いので、音の強さとキレが増し増し、と言われている。

しかしそれはとりも直さず、家庭用のレコードプレーヤーでこれをかけると、針飛びを起こす可能性や、内周部で歪みを増すことを意味する。

結果、EMIはこの盤をプレス、出荷した後に、改めてカッティングレベルを落とした盤をプレスして再出荷した。

だからこの「Loud One」が市場に出回ったのはごく僅かで、今ではコレクターズアイテムになっている、というお話。

私はこれをそんなに高い値段で買った覚えはないけれど、ネットではその市場価格について、あーだこーだと言っている記事も目立つ。

閑話休題。

大ヒット小説のタイトルにもなってしまったので、今更だが、『NORWEGIAN WOOD』を『ノルウェーの森』と訳すことに、ちょっとした違和感をずっと持っている。

これは「ノルウェー・メイドの家具」と訳した方が、歌詞全体がしっくりくるような気がする。実際、そう訳している人もいる。

因みにこの曲をradioman時代、キャンプ・イベント会場からの夜の公開生放送でオンエアした時、「決まった感」が半端なかったことを今でも思い出す。

また、これもradioman時代の話だけれど、新卒採用の筆記試験で「ザ・ビートルズのメンバー全員をフルネームで答えよ」と問うと、受験者でそれに正解する学生はまずいない。いくら原体験や追体験がないからといって、ミュージック・ステーションで働くことを志望している人が、それに答えられないってのは、やっぱり問題あり、と思う自分はやっぱりオジサンか・・・。

昨日はジョン・レノンの命日でした。


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