くがつ【日記】
やる気の月、9月。
日記だって書ける。
映画見ようと出かけた。なんだかギャルばっかりいた。ギャルが大量発生する、もうそんな季節なのか。
上映時間まで30分くらいあったので、新しくできたコメダに行ってみた。
混んでるかな〜
と思ったら、なんかガラガラだ。そんなもん?
入ってみたが、客がいないわりに混沌としていて存在を無視された。そんなもん? 全然いいけど。
目が合った店員に聞いたら、ラストオーダーが終わったと言われた。へ〜。踵を返して店を出た。
こういう一連に、感情の波風が立たなくなったなぁ。残念とも思う間も無く、じゃあどうすっかなぁと「次」を考え始めていた。このマインドがなにより「おっさん」っぽい。おっさんは感傷を排して次を見る。
代わりにや台ずしに初めて入った。何をするでもなく過ごす。
新人バイトがいた。レジを対応してもらったが、なにやら手順がわからないらしく、お待ちください〜みたいな感じで先輩がやってきたりしてわたわたしていた。
感傷を失ったおっさんは無表情で待っている。怖かろうな。
おっさん、号泣。
濡れた瞳にこそ光が映る。
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