ヤヌスの鏡Part2.5(インボイス制度:世界編)
プロローグ
10月に導入されたインボイス制度。今後の日本社会に大きな影響を与えると思い、急遽noteにアップしました。
今回は『ヤヌスの鏡Part3』に進む前に苫米地英人博士が指摘する『巨大なシステム開発利権』と『マイナンバー利権』、そして『国民監視』につながる大きな背景(勢力)を深掘りしていきます。
第1章からいきなり最深部にいくので、ご注意ください。そしてPart2.5なのにクライマックス感強いです(笑)
私たちは誰しも、生い立ちや環境から何らかの思い込みや刷り込みによって「常識」を持っています。それは今まで生きていくために必要なものなのかもしれません。
しかし、その思い込みが行動を制限し、最初の一歩を踏み出させないともいえます。知ることなしに、私たちは選択をすることはできません。
つまり、知ることで、私たちは自分が望むもの、自分にとって良いと思うものを選ぶことができるのです。
「今を変えたい」「良くしたい」という強い意思を、そのまま知識を得る原動力に変えましょう。
第1章:タクシス家
トゥルン・ウント・タクシス家は、ヨーロッパの郵便制度を創設したイタリアを代表するロンバルディア出身の貴族です。タクシス家を中心に1490年から民間郵便会社が誕生して以来、 1600年代に入ると帝国郵便会社が発展しました。
1615年以降、タクシス家の当主は帝国の郵便局長に就任していました。1701 年に事業所をイタリア・ロンバルディア州からブリュッセルを経由し、フランクフルト・アム・マインに移転します。
1806年に神聖ローマ帝国が滅亡するまで、ほとんどの神聖ローマ帝国の統治者は、フランクフルト・アム・マインで選出されています。
そして、15世紀からフランクフルトには「フランクフルト・ユーデンガッセ」というゲットー(ユダヤ人隔離居住区)が存在し、ここに「ロスチャイルド家、シフ家 、オッペンハイマー家、ゴールドスミス家、シュテルン家」など、のちに世界を揺るがす国際金融資本家が自宅を構えていました。このフランクフルトを治めていたのが「ヘッセン家」です。
ヘッセン家
ヘッセン家は、わずかな例外を除き、宗教改革初期以来の敬虔なプロテスタント信徒の家系でもありました。
興味深いことに、ドイツ語訳聖書の出版を可能にした技術である活版印刷は、ヘッセン家が治めるフランクフルトからライン川を隔てたマインツ出身のヨハネス・グーテンベルクが発明したものとされています。発明の背景に「ヘッセン家」が関与していたのは間違いないでしょう。
また、ヴィルヘルム六世(ウィレム六世)以後歴代のヘッセン=カッセル家の当主の母親は、全員がカルヴァン派信徒であり、ハプスブルク朝スペインに対する反乱である八十年戦争を開戦期に指導したオラニエ公一世の子孫です。
言いかえると、反ハプスブルク家の血統ということになります。オラニエ公については、↓の記事をご参照ください。
そして中世ヨーロッパでは、ドイツ諸侯が他の諸侯に軍隊を貸与することは一般的な慣習でしたが、17世紀から18世紀のヘッセン=カッセル方伯は軍隊を傭兵として貸し出すことで悪名が轟き、ヘッセン=カッセル方伯が治める地域の人口7%以上が軍務に就いていました。
ヘッセン=カッセル方伯の軍隊は、他のヨーロッパ諸国の傭兵市場の供給源となっていたのです。
第3代プロイセン王であるフリードリヒ二世は、義理の甥にあたるハノーヴァー選帝侯兼イギリス王ジョージ三世 にアメリカ独立戦争に投入するためのヘッセン=カッセル傭兵軍を貸し出したことで有名です。
このためアメリカ人は、イギリス政府に雇われたドイツ人傭兵を「ヘシアン」と呼ぶようになりました。
これによりフリードリヒ2世は、イギリス政府に傭兵を貸与して得た報酬で豪勢な暮らしを送り、次代のヴィルヘルム九世(一世)はこの巨富の運用をマイアー・アムシェル・ロートシルトに任せたことにより、ロスチャイルド家発展の礎が築かれたのです。
つまりマイアー・ロートシルト(ロスチャイルド)は、両替商としてスタートし、ドイツ諸侯最大の資産家だったヘッセン=カッセル方伯ヴィルヘルム九世(選帝侯ヴィルヘルム一世)の宮廷御用商人となり、その資金を運用して巨万の富を得たことがわかります。
↑のポストはリポストであるにもかかわらず、表示されません。つまり「都合が悪い情報」だからです。こういう情報を見つけるのが本当の『X(Twitter)』の楽しみ方です。
つまり、王族御用達のファンドマネージャーが「ロスチャイルド家」です。この順番を間違えると「都市伝説」になるので要注意。
現在もフランクフルトは、世界屈指の金融センターで、ユーロ圏の金融政策を担う欧州中央銀行もあります。ここで、タクシス家の起源に遡ります。
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