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未来予測

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過去のパターンを知ることは、将来の計画を見通すのに役立つ。時代の変化を望むのであれば、過去の傾向を批判するのではなく、冷静に分析し、理解する必要がある。
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#デジタルID

ヤヌスの鏡 番外編(口座管理法とマイナンバー・ロードマップ)

オープニング 残念ながら、日本がデジタル後進国であることは事実です。今後の日本の発展のためにDX化やデジタル化は必要だと考えています。  しかし、デジタル化がもたらす利便性よりも権力の中央集権化が進み、半ば強制的に監視・管理社会に進展する可能性もあります。  私がマイナンバーカードのデジタルID化や政府による情報の一元化に反対するのは「マイナンバーの利活用拡大に向けたロードマップ」の12ページ目の「国民の理解」を無視したマイナンバー政策の強行やセキュリティの脆弱性に対する

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ヤヌスの鏡Part2(デジタルIDとベーシックインカム+インボイス制度:日本編)

オープニング 前回はニュートンのもう一つの顔「造幣局局長」としての偉業を取り上げました。今回はイギリスやアメリカが「手形」や「債権」などの「紙切れ」を使って、現物を安く仕入れる仕組みの解説から始めます。  そして、今回のヤヌス(もう一つの顔)はデジタル大臣の河野太郎です。彼が要職に就いているポストに注目すると「あちら側」のやりたいことが見えてきます。それではキレイな河野太郎から追っていきましょう。 第1章:魔法のサイフ  アメリカの手形が「貿易支払いの手段」に利用され