見出し画像

どうやら【エロス】は自分自身と向き合うのに、必要不可欠なものである


初めに

ごきげんよう。
本日も、過去のブログちょこっと訂正版を投稿させていただきます。
突然ですが皆さま、
「エロス」について
どんなお考えをお持ちでありますか?


エロスとは、簡単に言いますと性的な愛のことを指します。

ギリシア語で愛を表す言葉であるアガペーとエロスは一般的に広く知られている言葉である。アガペーはキリスト教的な神の愛を表す言葉であり,エロスは性的な愛を語るときに使うことができる言葉であるとともに、自分の中にない、より価値のあるものを求め自分のものにしたいと願う愛として知られている

アガペー」は神の愛を表す言葉か
東京都立山崎高等学校中村康英

つまり、“もっともっと”がエロスということでしょうか。





まずはこれだけの情報で、少し考えてみていただきたいです。
皆さんにとってのエロスとは?
普通に生きていたらこんな質問、ちょっと変わった人が近くにいなければ聞かれないとは思いますが、
そこを踏み込んでみるのが私はとっても好きでして。
お付き合いいただければと思います。

Thinking time  5min

是非まず5分間、考えてみてください。







以下過去ブログと、今の心境を綴りました。


過去ブログ

20216月の私。
マスクは大好きなDesigualのもの。



たまにはサイコパスなことも
言ってみないとな、
と思い
中二病じみた自己中発言してみました。


いや、これでも本心ですね。
世界中みんなが私を好きなら、丸く収まって世の中ハッピー

って、

そこだけ聞いたらそれこそ"やばいやつ"ですけど、
みんながみんな大好きし合ったら
それこそ世界平和じゃないですか。


なんて深夜の2時頃打ち込み
寝落ちしてしまったので、今見返したら
なんだか自分が痛々しく思えました。

私大丈夫かな。
(ただの生理前)





話は変わりまして、
LINEのタイムラインで
ふと、目が止まった写真がありまして、


広末涼子さんが
右肩にジャケットを乗せて
何かを諭すようにこちらを見ているショットなのですが、
その表情と題名に惹かれて
思わずサイトに飛んでいました。




それはVOGUEの
web版ビューティー特集だったのですが、
テーマは【エロス】について。

ざっくり、本当にざっくりと要約すると「【エロス】は美をつくる」
といった感じです。


以前、
セクシャルな行為を「えっち」という人が
いけ好かないと言いましたが、
この特集でも、
「えっち」
「エロ」
とつくものは
なんだかいかがわしい意味合いを感じさせる、
と、記されていました。
(私は「エロ」に関してはそう思わないのですが)


しかし18世紀の絵画や
芸大生が習う科目からもわかるように
ヌードや
その交わりって
本来美として捉えられていたんだと思うんですよ。
(構築的かどうかは置いておいて)


アレクサンドル・カバネル(1823-1889)「The Birth of Venus





私天秤座なんですけど、
占いではよく、
美的センスに優れているから
その行為自体というより
プロセスや見た目を重視するって
書かれることが多くって。


確かに私自身、エロスやセックス自体を美として考えちゃいます。
自分の美しさ、エロさ、気持ち良ささが何より大事です。
街を歩いていて、かっこいいかどうか。
人が見て羨ましいかどうか。
誰かを誘惑している私。
楽しんでいる私。
鏡に映る私。
客観的に見た私。

かなり重要なんです。私の中で。
それが悪いともゲスいとも思わないでいました。
だって私の人生生きているのは、
紛れもない私なので。

自分自身がエロスになる。
それもれっきとしたエロスなのだと確信しています。






ですが2個めの記事、
「『VOGUE JAPAN』7月号、編集長からの手紙」がいうエロスというものは
私のそれとは違って、
自分の中の欲求と向き合うことで
内なる人間的な美しさを引き出す、といいます。

私のエロスが快楽的で、自己中心的だとすると、
こっちのエロスはなんだか知的です。


女性の性に対するタブーと向き合ったり、
性の促しとウーマンリブという両極端になってしまった二つの課題の終着点を考えたり、
性と心と体の関係性から幸福論を導いてみたり。

その一つの例として、セックスデバイスの開発にも取り組むモデルのカーラ・デルヴィーニュは、『VOGUE JAPAN』の特別インタビューも引用していました。

「私にとってセクシュアルウェルネスとは、快感を自分でコントロールするということ。
自分の体が何を必要としているのか、その声に耳を傾けなくてはいけないの。これはセルフケアの一環。体が必要なものがわからなければ、適切なケアをしてあげられない」

自分は何を欲しているのか、人生について考えるより前に、
自分自身の体について知らなければ、
大元となる部分に関心がなければ、
灯台下暗し、
然るところ何も得られずに終わる。ということでしょうか。









最後に自立とか、成長とか、そっち方面のエロス概念も記していました。

それはまた違う話ではないか、と思いましたが、
自分の力だけで何かを成し遂げることがセクシーだと感じる人や、
健康でいることがセクシーだと感じる人も
いるのか、と妙に納得しました。
妖艶さがなくてもセクシーだし、
エロくなくてもエロティックなのかもしれません。


人の数だけエロス、セクシー、セクシャリティがあり、記事にもあるように
きっと “明確な境界線は引けない” のかもしれません。







私自身は美しさや
居心地の良さに目がくらみ
本質を見つけるのを先送りにしてしまう癖があるので、
内なる切望や
隠された真実を
見ているようで見ていないことのほうが多く、
それは皆さんもおわかりのように
エロスに限らず全てにおいて
そうである傾向があります。

先日も本音と建前のお話をしましたが、
そんな中で
本質を見抜くのはこれまた困難なことです
ですから「美」や「まやかし」のようなものに
頼ってしまうのでしょうね。

しかしこの世に生まれたからには
内なる「美」を
その感覚を
ぜひとも感じてみたい。
オーガズムに限らず、
内から湧く
確信や直感といったものです。


ですから女性として、人間として、
今日もこれからも邁進、突進、精進したいと思うんでしょうね。

2021/6/9ブログより





追伸


このブログから2年経ち、
私は他者と育むということを勉強し始めました。
自分だけ、
もしくはお互いが独りよがりなのではなく、
じっくり話し合う、理解しようとする、
支え合う、
そういった人間らしいことです。
必須科目のくせに、私は今じゃないと学ぶに値しないなと思ってます。


今年24歳なんですけど、
独りよがりに、一生懸命走っていた18から22、3の頃にこれを学ぼうなんてしたら、
きっと頭ごなしに「必要ない」の一点張りだったと思います。
いや、年齢というより、それまでの過程を経験したから、
このステージにいるという感覚です。
伝わりますかね…?

何より大事なのは、周囲です。
私を意思決定ができる1人の人間としてみなし、
しっかり受け止めてくれる。
その安心感があるのかもしれません。





結論、

このステージになって私自身が考える「エロス」は、

【 魅力 】

です。

内だろうが、外だろうが、
人を、自分をも魅了する1人ひとりの魅力というものが
人間的なエロスとなるのではないかと。
重ねてきた功や経験が、
それが一般的にエロくあろうがなかろうが、
その人個人の魅力は、
十二分にエロスとして成立すると思います。

私のエロスは、笑顔です。
どこからか湧き起こる不思議な自信です。
個性的なセンスです。
歌や踊りの技術です。
目線や喋り方、魅せ方です。
この想像力です。
好奇心です。
また弱さや醜さでもあります。
怠惰な私も魅力的です。エロスなのです。



そうして獲得してきた
私自身であることへの圧倒的な安心感がエロスなのでしょう。

それは誰でも理解することができるものではないのですから、
少し悲しくなります。
けど、感じてしまった少数派からの愛で、
人間は十分生きていけるのですから、
世界はうまいことなってます。





断言しておきながら言いますが、
私はまだ自分のエロスについて深く理解できていません。
そのものがどこからきたのか、
どうして私だったのか、
まだまだなのです。
けどその存在が自分にもあるんだ、と思うだけで
ずいぶん楽な思いが出来ました。



エロス。

是非もう一度、自身のエロスについて考えてみていただきたいです。
是非今度、こっそり、教えてくださいね。

この記事が参加している募集

多様性を考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?