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【大学編入】研究室訪問の完全マニュアル(※アポメール&お礼メールテンプレあり)

編入試験では、研究室訪問が超大事!とよく聞くけど、実際に研究室訪問をするとなると何から手をつければよいかわからない…

という編入志望の方は多いのではないでしょうか。


▼実際に、受験生からいただく「よくある質問」

・「研究室訪問は何から始めればいいですか?」
・「どうやって教授にアポを取ればいいですか?」
・「アポメールはどんな内容にすればいいですか?」
・「研究室訪問時にどんな質問をすればいいですか?」
・「教授から返信が来ないときはどうすればいいですか?」
・「研究室訪問を断られたときはどうすればいいですか?」

確かに、どれも気になる内容ですよね。


研究室訪問が重要であることは言うまでもないですが、【やり方を間違えるとかえって教授に失礼な印象を与えてしまい、試験でも不利になりかねません】


そこで今回は、これだけ読めば大学編入の研究室訪問は完璧といえる、【失敗しない、研究室訪問の完全マニュアル】を作成しました。


▼本記事を読めばわかること

✅研究室訪問前の「アポメールのテンプレ」
✅研究室訪問後の「お礼メールのテンプレ」
✅研究室訪問時にするべき質問まとめ
✅アポメールに対して、教授から返信がなかった場合の対処法
✅研究室訪問を断られた場合の対処法

本記事では、アポイントメールのテンプレやお礼メールのテンプレだけではなく、【メールに返信がなかった場合のノウハウ】や、【研究室訪問をお断りされた場合の対策】についても漏れなく記載しています。


本記事を読めば、迷うことなく研究室訪問ができ、大学編入試験の準備を進めることができる内容となっています。


本文に入る前に、本記事の作者である私(ばび)とは、いったい何者なのか?


簡単に自己紹介しておきます。


現在は、「ばびろぐ」というブログにて、主に【公務員試験】や【大学編入試験】に関する情報発信をしています。


▼以下、私の簡単なプロフィールと経歴です。

↑私の簡単なプロフィール


▼必要に応じて随時記事を更新しています。

更新(加筆)情報

✅2023.2.26 初版
✅2023.6.27 スマホで閲覧しやすいように一部編集
✅2024.3.25 一部内容を修正

今後も、必要に応じて情報をアップデートしていきます。

▼本記事の目次は以下のとおり



それでは、本編に入ります。


なぜ研究室訪問が重要なのか?

研究室訪問のアポイントの取り方の説明に入る前に、まずは、研究室訪問の重要性についてお話ししておきます。


研究室訪問の重要性を知るためには、まず大学編入試験の趣旨に遡って考えてみる必要があります。


大学編入試験の趣旨から考えてみます。


大学編入試験の趣旨から考える

大学編入試験とは、学力が高い順に合格する一般入試と異なり、マイナーかつ特殊な試験です。


大学編入試験で課される科目には以下のようなものがあります。

1.志望理由書
2.面接試験
3.専門科目試験(経済学や法学、教育学など色々)
4.英語試験(TOEICやTOEFLの場合も多い)

上記1〜4が大学編入試験における一般的な試験科目です。


3の専門科目試験は、例えば経済学部なら経済学、法学部なら民法や刑法といった感じで、学部に関する試験科目である場合が多いです。


科目の特徴としては、どちらかというと【推薦入試に近い】といえます。


推薦入試に近いということは、

編入後に、何がしたいのか?
なぜ編入する必要があるのか?
なぜ編入したいのか?
なぜ今の大学ではダメなのか?

などなど、面接では【根掘り葉掘り聞かれる】わけです。


また、出願時に提出する志望理由書には、編入に至った動機などを記載することになります。


大学編入を設けている目的・趣旨としては、以下の2点です。

1.欠員補充
2.優秀な学生の確保

2.優秀な学生の確保といっても、単に地頭がよい学生という意味だけではありません。


なぜなら、単純に地頭の良い学生が欲しければ、一般入試の合格者数を増やし、筆記の点数が高い学生を取ればよいだけです。


しかし、あえて編入試験を設ける意図としては、【ある程度の学力を備えた上で、なおかつ主体的に研究などに取り組んでくれそうな熱意とやる気のある(在学生にもプラスの影響を与えてくれそうな)優秀な人材の確保すること】にあります。


つまり、【熱意があり、それでいて主体性のある学生】が求められます。


まとめると、以下の図のとおり。

↑大学編入の趣旨


大学編入試験に挑戦される方は、【なぜ編入試験があるのか?】をよくよく理解した上で、それを意識しながら、志望理由書の作成や面接対策の準備をすることが大切です。


研究室訪問の有無が合否に関わる理由

大学編入試験の趣旨が理解できたところで、次は、なぜ研究室訪問が重要なのかについて具体的にお話ししていきます。


結論を先に言うと、研究室訪問をすることによって、以下の2つのメリットが得られるためです。

↑研究室訪問のメリット


特に、重要なのが【2.事前に研究室訪問をしておくことで、志望動機と実際に編入後にできることのギャップを最小限に留めることができる!】です。


ちょっと具体例を挙げて、どういうことなのか説明します。


仮に、あなたが面接官だったとして、下記の話を想像してみてください。


例えば、ある受験生が志望理由書や面接において、

〇〇教授の研究室に所属して、△△をより専門的に研究したい


と記載した(伝えた)とします。


しかし、実はその希望する○○教授は今年度限りで退職が決まっており、来年度には教授も研究室も存在しなかったとします。


そうした場合に、面接官であるあなたは目の前の受験生をどのように評価しますか?


少なくとも高評価はつけませんよね...


なぜなら、学べもしないことを学びたいと言っている学生を受け入れるメリットがないからです。


就活でいう『それ、ウチの会社ではできないよ?』といった感じです。


そもそも、大学編入試験において、表向きの志望動機は『やりたいことがあるので編入したい』ですよね?


そのやりたいことができないのなら、そもそも編入する意味ないよね?とみなされます。


仮に、欠員補充の意味で入学させるとしても、目的を達成できない学生を合格させても、モチベーション低下により、退学されるといったリスクが大学側にはあります。


さらには、単純にリサーチ不足だという印象を面接官に与えてしまいかねないため、面接での評価は厳しくなりがちです。


他にも、よくあるパターンとしては、

⑴あなたが関心のある研究内容が、あなたの希望する研究室において、実はそこまで力を入れておらず、専門的に学ぶことができない場合

⑵大学として、研究室として、あなたが興味のある研究テーマに力を入れていない場合

⑶あなたが関心のある研究内容は、他大学の方が専門的に学べたり、実は今あなたが在籍している大学の方がより専門的に学べる場合


上記のような場合には、【面接で評価が低くなりやすい】です。


このように、志望動機や面接において話す内容と、実際に編入後にできること又はできないことをしっかりそれぞれ理解しておくことがとても大切です。


このギャップをなくすための作業こそが、研究室訪問というわけです。


大学編入試験の趣旨や研究室訪問の重要性が理解できたでしょうか。


これからいよいよ教授へのアポの取り方や、研究室訪問の日までにやっておくべきこと、研究室訪問の日から本番までにやっておくべきことなど、本番までの時系列に沿って、説明していきます。


それでは、具体的なアポイントの取り方について、メールのテンプレを示しながら解説していきます。


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