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10minutes diaries/294

令和4年8月8日(月)

今日、文章を書いている中で、ふと手が止まった。
言葉が出てこなかった。
その感覚は体にあるのだが、その言葉が出てこなかった。

「あれ、あぁいう状況ってなんて言うんだっけ」

もう、すぐそこまで出てきてるんだけど、出てこない。
きっと、聞けば、「そうそれ、なんで出てこなかったんだろう」ってなる。

急に態度を変えること。
ずっと否定してたのに、急に「そうだよ、俺がやったんだよ、何が悪いんだよ」みたいになるやつ。


「アキラカニスル」
「フリカエル」


違う。
それっぽい感じだけど、違う。
あまりにも出てこないから、一回トイレにいこうと思って、立った。
きっと、歩いてれば出てくるだろうし、トイレでリラックスすれば、ふっと言葉が浮かび上がるだろうと思った。
でも、出なかった。
結局、もやもやを抱えたまま、席についた。

どうしたらいいのだろう。
ネットで調べようにも、その状況を表す適切な言葉がない。

「否定 急に無理やり肯定 言葉」
なんて調べても、自己肯定感がどうのこうのの記事ばっかりだし
「急に態度を変える 言葉」
なんて調べても、態度を変える人への対処法の記事だったりする。
一つ「手のひらを返す」という言葉も出てきたけど、それは、ニュアンスが違う。

しばらく考えたり、調べたりしたが、結局、見つけられずに、違う表現を使って、それを書き終えた。
その後も、なんかずっと気になってて、やっと見つけたのは、それから数十分後だったと思う。

「開き直る」

見つけてしまえば「なんだ」と思うだけだが、この言葉が出てくるまでに、僕は相当な時間を使ってしまった。
ちなみに、この言葉を見つけたのは「手のひらを返す 類語」で検索する方法だった。
今思えば、「急に態度を変える 慣用句」とかで検索すれば早かったような気もするけど、その時は、もはや「慣用句」という言葉も出てこなかった。

わからない言葉があれば、なんでもググればわかる時代だと思っていたが、そもそもググるためにも言葉が必要であり、なんか、そんな盲点を突かれた時間だったような気がして、もやもやはしたけど、きっといい時間だったんだと思う。


見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!