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10minutes diaries/161

令和4年3月28日(月)

帰りたいと思う。
家にいるのに帰りたいと思う。
誰かといるのに帰りたいと思う。
帰る場所は家なのか。
家がなくなったとしたら、帰る場所はないのか。
家とは。
なんで帰りたいんだろう。
落ち着くから。
なんで落ち着きたいんだろう。

知らない顔と、聞いたことない声と、誰かに向けられた形骸化された敬意で溢れた世界に、手を振る。
あぁ、今日も無事終わった。
また、訪れる朝との間に一本の線を引いて、そこを行ったり来たりしていたい。
あわよくばその線になりたい。
夜と朝の番人になりたい。

どこに帰るのか、どこに行くのか、そんな場所があるのかないのかわかる由もないけれど、ただ、帰りたい。

見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!