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10minutes diaries/364

令和4年10月17日(月)

おととい、横浜のオクトーバーフェストに行った。
天気も良かったのもあったのか、人もたくさんいて大盛況だった。
並んだりするのは当然好きではないのだけど、こうやって人が戻ってきているということはすごく嬉しいことだったりはする。

そういえば、もう何年も前の話だけど、ドイツのミュンヘンに行ったことがあって、その時ミュンヘンで全然ホテルが取れなくて、やむなく電車で数十分離れた近くの街に予約をしたことがあった。
僕は調べるというのが本当に苦手、というか好きじゃないから、あいも変わらず全然調べていななかったのだけど、実は旅行していた期間にちょうどオクトーバーフェストが開催しているというのを知ったのは、行きの飛行機の中だった。
そこでやっと、ホテルの予約が難しかったことの合点がいった。

なんて、そんなことを思い出しながら、ビールを飲んでいたりしたのだけど、ちょうど飲み終わったぐらいかな、そのタイミングで、ステージ上でバンドの演奏がはじまった。
おそらく、ドイツの方なんだとは思うけど、僕らでも知っているような有名な曲を披露してくれていて、会場には外国の方も結構いらっしゃっていて、みんな楽しく踊ったりしながら飲んでいた。
そんな姿を見ていたら、コミュ障な僕も、なんだか心が躍り始めてきてしまった。
そのうち、中央の方ではみんなで肩を組みながら踊り始めたりして、しまいには、みんなで歌を歌い始めたりして、この会場の一体感を感じる中で、「なんかこの感じ久しぶりだな」と思って、ちょっと鳥肌がたった。
今考えても、久しぶりだと思ったはいいが、それが一体いつ体感した感覚なのかは全くもって思い出せないのだけど、確かに「久しぶりだな」という感覚はあった。

世の中はどんどん多様化して、個別化して、それが良くも悪くも断絶して、さらにはそれをコロナが加速させていたりするのだけど、見ず知らずの人と、同じ空間の中で、この楽しい時間を共有している、またその感覚があるというのは、もしかしたら相反するものだったりするのかもしれないけど、やっぱりこういう国籍も年齢も性別も関係なく、ただ、その瞬間、その会場の、その空気を共有しているということで共感し、共に美味しいビールを飲むことができているということは、僕にとっては、一人で好きな何かをすることと同じくらい楽しいというか、充実したものであるのかもしれないなと思った。
し、コミュ障ではあるけど、やっぱり好奇心はあるから、ドキドキするようなことをしたいと思うし、そういうある種の二面性というか、多面性をもって、いろんな自分を堪能したいなというのは、改めて思った。

正体はわからないけど、「久しぶりだな」と思ったあの感覚はやっぱり楽しかったし、人混みは嫌いだけど、人が街に溢れている風景は好きなんだなと、そんなことを思った。

見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!