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10minutes diaries/340

令和4年9月23日(金)

この間、友達から、クリープハイプの尾崎世界観さんの「苦渋200%」という日記を借りて読んだ。
クリープハイプは、初期の頃はよく聞いていたのだけど、自分自身が、若干音楽自体から離れて行った時に、パタっと聞くのをやめてしまった。
でも、当然、その後の活躍も知っていて、ずっと第一線で活躍していてすごいなぁとは思っていた。

日記とはいえ、おそらく人に見せることを前提に書いているのだろうから、どこまで、本心というか、ドロドロとした部分が表現できているかは、わからないところはあるが、生粋に面白いと思った。
まず、真っ先に思ったことは、とにかく忙しそうだということ。
なんか、僕のクリープハイプのイメージは、中央線沿線に住んでて、音楽はやるけど、あとは酒を飲んで過ごすとか、思いのままに好き勝手に生きているみたいな、すごく失礼なのかもしれないけど、ある意味では僕が憧れる廃退的なバンドマンのイメージだったりしたのだけど、実際はそんなことはなくて、執筆活動もそうだし、プロモーションとか、雑誌のインタビューとか、もちろん曲作りとか、とにかく毎日がやることで溢れてて、忙しそうだった。
だとするなら、よくそんな忙しい中で、あんなだらしない男の曲がかけるなぁとも思うのだけど、それがアーティストの所以なのかもしれない。

次に思ったことは、この日記は、これだけ忙しくて、やることがあるから成り立つんだなということだった。
もし、僕が、この日記のように、一日の中であった話を日記に書いたとしたら、たぶん毎日2行くらいで、しかも毎日同じことを書くんだと思う。
それぐらい、ルーティンな生活をしているとは思うし、何も書くに値するものはないような気がする。

あと、もしかしたら、一番強く思ったのは、これも、当然と言ったら当然なのかもしれないけど、やっぱり音楽というものを一番に思っているんだなということ。
ライブへの気持ちを綴っている描写が一番詳細に書かれている気がしたし、何度かライブを見たことがあるのだけど、あんなにやる気のない感じにやっているけど、あれはアーティストの、曲のイメージに合わせたある種の演出なんだろうし、うまく表現できなかった時に「悔しい」と綴っている部分が、一冊の中でも何度もあった。

と、2週間近く前に読んだ本を、今更こんなふうにして書いてみたわけなのだけど、本にはそういうのがある気がしていて、別に読んだからすぐにどうこうというわけではなくて、消えていくものもいっぱいあるのだろうけど、何か自分の中に残って、それがふとした時に出てきたり、無意識のうちに自分の感情や思考を形成している一部になっていたりするんだと思う。
そういうのが、どこか楽しくて、ある人から見れば非効率なんだろうけど、それでも、僕にとっては、本を読むということの魅力なんだろうなとは思っている。

見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!