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10minutes diaries/36

令和3年11月23日(火)

「お金に興味ないよね」

そんなことを言われることが多い。
自分ではそんなふうにも思っていない。
だって、そりゃあ、お金はあることに越したことはない。
この資本主義経済においては、より多くお金を持っていれば、多くの物、事と交換することができるルールなのだから、持っていた方がいい。
さらに言えば、僕は、ケチだ。

ただ、やっぱり35年生きていると、それなりに自分のこともわかってくるわけで、どうやら、僕の人生において、むちゃくちゃお金を稼ぐということはなさそうだと、そんなことも察することができるようになる。
では、そんな状況でどうしたらいいのか。
「どうしたらいいのか」なんて偉そうなことを言ってはみたが、こんなことをちゃんと考えたことはない。
でも、ある時から、いつぐらいからなんだろうか、自分が生きていくのにどれぐらいのお金があればいいのか、また最低限どれぐらいあれば、自分なりの豊かさを持った生活ができるのかを、比較的無意識的に考えてきたように思う。

なんで、急にこんな話をしたかと言えば、今、資格の勉強をしている中で、勉強って実はむちゃくちゃコスパのいい遊びなのではないかと、そんなことを思ったからだ。
もちろん、一概に勉強と言ってもさまざまなものがあるから、一括りにはできないわけだが、少なくとも、今、自分が勉強している中だと、5000円ぐらいのテキストと過去問を2冊買っただけで、すでに40時間ほど勉強している。
資格の勉強方法の王道は、過去問を繰り返すこと。
だから、しばらく僕は、この2冊だけで勉強を進めていくことになる。
必要とあらば、今はウェブサイトにも色々な情報があるし、動画だっていっぱいあって、それらを、通信費及び端末代を除けば、無料で見ることができる。

僕は、時間がある時は、本を読んだり、映画をみたりすることが多いのだが、本であれば図書館で借りればいいし、映画であれば月数百円でサブスクの映画をずっと見ていることができる。
こうして、文章を書くのだって、お金はかからないし、楽器とかだって、基本的には一度買えば、壊れるまではずっと使える。
体を鍛えるのだって、靴があればランニングはできるし、自重でのトレーニングも可能だ。
家だって、これは家族とかがいればもちろん変わってくるとは思うが、一人で生活する分には、安いシェアハウスあたりに入れば、月30000円とかで家賃を済ませることもできるだろうし、服だって、古着屋さんで安くてかっこいいのを買えたりする。
一つ贅沢を言えば、時たま、安い居酒屋で友達とお酒を交わせることができれば、もう、それで十分だ。

何を言いたいのかと言えば、自分にとって幸せとは何かを考え、それを満たすための最低限のお金を知っとくというのは、多少なりとも人生を生きやすくするのではないかということ。
そして、何か、やりたいことができた時などは、まずはいかにお金をかけずに、それをできるかを考えることは、お金の節約と共に、頭を使う、ある種のクリエイティブ力を高めることにもなる。

自分にとっての、足るを知ることで、結果として、お金に興味がなくなったのではなく、お金に囚われることがなくなったのかもしれない。

見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!