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10minutes diaries/363

令和4年10月16日(日)

ちっちゃい頃、夜、布団に入って、「どんなにお金持ちで、豪華なものを身に纏っていたとしても、脱げばみんな裸で、僕らと何も変わらないんだな」ということを考えていた。
たぶん、小学生ぐらいの時だったと思うのだけど、なんでそんなことを考えてたのかもわからないのだけど、決まってそれを考えるのは布団の中だった。

仕事をしていたりする中で、ある人がある人にペコペコと頭を下げている光景を目にすることはよくある。
実際には自分もそんなようなことをしているのだろうし、礼儀というか、敬意というか、社会生活をスムーズに進める上で必要なことなんだとは思う。
ただ、人が頭を下げているところを見ると、「なんで同じ人間なのに優劣みたいなものがあるんだろう」と、突然客観的にそのシーンを見てしまうことがある。
たぶん、この素直な疑問は、小さい頃に布団の中で考えてた自分の疑問と、きっと何も変わらないのだろうと思う。

ある時は腕力で、ある時は権力で、ある時はお金で、そうやって僕らは優劣をつけてきた。
なぜ、優劣をつけないといけないのだろう。
なぜ、優っていないと安心できないのだろう。

それは、もしかしたら動物だからなのかもしれないけど、そんな疑問はいつまで経っても、抱いてしまう。

見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!