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10minutes diaries/178

令和4年4月14日(木)

「弱音を吐いたところを見たことがない」
昔、大学の友達からもらった手紙にそんなようなことが書いてあったのを思い出した。
それを見た時に、当時、僕が思ったのは、「ちょっと誇らしいな」ということだった。
弱音を吐いても、別に状況が改善するわけでもないし、言霊というのもある通り、ネガティブな言葉に引っ張られてしまうのが嫌で、一生懸命ポジティブに変換していたような気がする。

「自分の話をしないよね。悩みとかも言ってくれないし」
昔、付き合っていた彼女に、そんな事を言われた。
別に自分の話をしないようにしていたわけでもないけど、自分の話なんてつまらないだろうし、悩みを言ったところで、ネガティブな話になってしまうし、結局は自分で解決するしかないと思っていたから、あえて話す必要もないと思ってた。
でも、それが寂しいと言われた。
楽しい話もいいんだけど、なんか、ちゃんとした話をしてない気がすると言われた。
僕としては、全然ちゃんとした話もしていたと思っていたし、当時は、その言葉が理解できなかった。

でも、今になって、わかったのは、やっぱりどこか無理していたんだろうなということ。
ちゃんとあろうと思えば思うほど、どこか人との距離が生まれて、何かストレスみたいなもので僕の体にのしかかった。
ちゃんとありたかった。
成長したかった。
完璧主義もあったし、何でもできる人になりたかった。
でも、その末に出来上がったのが、今の自分。
おもしろくないなぁと思った。
もっと、弱みを見せて、ダメな自分で生きていきたいと思った。
なぜなら、そのほうがおもしろいから。

おもしろく生きていきたい。

見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!