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10minutes diaries/304

令和4年8月18日(木)

そういえば、だいぶ前なんだけれども、ロックインジャパンというフェスに行って、なんかやっぱり外で聴く音楽はいいと思ったし、夏が好きだと思ったし、外で飲むビールは美味しいと思った。
何組か好きなアーティストも出てて、歳を重ねたこともあるのだろうか、見てたら勝手に涙が溢れてきてしまって、この人たちが音楽でしていることを、僕は何か人生においてできるのだろうかとそんなことも考えてしまった。
フェスの醍醐味というのは、やっぱりいろんなアーティストが出ていて、それを短い期間の中で一気に見られるということにあるんだろうし、実際、よく聞くアーティストもいれば、数曲だけ知っているアーティストもいれば、昔はまったアーティストもいれば、名前すら聞いたことないアーティストもいる。
そんな中で新しい音楽の発見でドキドキしたり、郷愁さを感じる場面もあったり、そんないろんな感情があったりするのだけど、ライブを見ていて思ったのは、やっぱりぐっと引かれるライブとそうではないライブがあったりする。
それは、曲を知っているとか、知らないとかそういう基準ではないところにあるような気がして、そんなことを考えていたのだけど、一つ思ったのが、「そこに狂気を感じるか否か」みたいなものはあるような気がした。
もちろん人それぞれ、音楽に求めるものも違うだろうし、楽しみ方も当然違って、何が正しいとか間違っているとかそんなものはないのだけど、僕の場合は、やっぱり狂気、どこか棘があるとか、混沌としたものを抱えているとか、そういうものに惹かれてしまう。
人は誰しも、人には言えないような、それこそ癖だったり、思想だったり、感情みたいのを持っている気がして、それがきれいな表現をするなら、その人らしさなんだろうし、そんなドロドロしたところを本当はみたいわけだし、もちろん度にもよるけど、アートの中ではある程度、それを表現するということが許されていると思う。
現実に人を殴ってはいけないけど、小説の中だったらいくらでも殴れるし、伝えられない愛も、音楽でだったら伝えられるみたいなことはあると思う。

まぁ、色々言ってきたけど、ただただ、僕が狂気が好きだってことだけなのかもしれない。

見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!