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10minutes diaries/343

令和4年9月26日(月)

「私たちまだ若いから」
今、カフェにきているのだが、隣に、まだカップルではないような気もするけど、何だかとても仲の良さそうな男女が、そんな話をしている。
女の子は明かに、その男の子が好きなのはわかるし、男の子もきっとそんなような気はする。
男の子の方は、学生でバンドをやっているらしく、MVを作ったり、ライブも結構やっているらしく、精力的に活動をしているようだ。

「まだ若いから、結婚なんてまだいいし、やりたいことをとにかくやる」
みたいな話をしていて、なんか、羨ましいという感情ではないのだけど、すごくいいなぁと思った。
少なからず、何か将来に不安を持っているのだろうし、たぶんその言葉には、多少の強がりも入っているだろうし、でも、そうでもしないと前に進めないみたいなところと、溢れ出る好奇心がそんな言葉を口にさせてしまうのだろうし、勝手に盗み聞きをして、愛おしい気持ちになった。

やっぱり、自分を振り返ってみても、それなりの若気の至りみたいなものもあっただろうし、それがあったからできたこともいっぱいあったわけで、賛否両論はあるのかもしれないけど、僕が「若いだけで価値がある」と思うのは、そういう部分も大いにあるような気がする。
僕は、やっぱり若い子が大好きだし、あのエネルギーとか、狂気とか、今でも持ち続けたいとは思うけど、どうやっても歳と共に削がれていってしまうし、だからこそ、若い人と括るのも雑なのかもしれないけど、これからの未来を担う子たちが、きちんとその力を発揮できる、そして困った時には助けるような社会であってほしいと思ってしまう。
なかなか、生きている中で、若い子と接する機会も少なくなってきているし、何か下手なアドバイス的なことを言えば、十中八九老害になるのだろうし、そんな余計なことをする気もないけど、でも、勝手ながら、応援はしていきたいとは思うし、そういうことに、自分の人生を少しでも使えたらいいなぁとは思う。

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