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10minutes diaries/35

令和3年11月22日(月)

スラムドック$ミリオネアという映画が好きで、何回か観ている。
これは、トレインスポッティングでも有名なダニーボイル監督の作品で、日本では2009年に公開され、アカデミー賞の作品賞も撮ったので、知っている人も多いように思う。
ダニーボイル監督の作品が好きという偏向さはあるが、それでも、インドのスラム街でさまざまな苦しい経験をしてきた少年が、その人生の中で得た体験や知識で、数々の問題を解いていくというストーリーが、机に向かうことだけが勉強ではないと、体で学んだことこそが血となり肉となると、そんなことを思うことができる好きな作品である。

最近、公認心理師という資格の勉強を始めたわけだが、かといってもし仮にこの資格を使って何かしようとは思っていない。
ただ、持っていてもデメリットはないわけで、それよりも単純に興味のある分野で、かつ受験資格を持っていたため、勉強を始めた。
この勉強をする中で、これまで心理の勉強をしたことがあるわけでもないが、自分の人生を通じて、自然と学んでいたことが、過去問を解いていく中で、結構あることに気がついた。
たまたま、かつて配属になった部署で、児童のことを取り扱っていたり、労働関係のことを取り扱っていたり、障害関係もそうだし、大学の頃に先行していた経営学の内容だったり、他の資格の勉強をした時に学んでいたことだったり、たまたま読んでいた本の内容だったりと、これまでやってきたことが何だか役に立っている感を感じている。

歳を取ると、知識の覚えが悪いとか、勉強に際して、若い子よりも劣る部分もあるのかもしれないが、こうして、ここまで、それなりに懸命に生きてきて学んできたことが、地味にコツコツと積み上がっていることを思うと、今から勉強をするというのも、ある意味ではありなのではないかと、そんなことを思った。

見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!