見出し画像

10minutes diaries/360

令和4年10月13日(木)

僕はやっぱり、一人の時間が好きで、好きというか、一人の時間がないと、何だか自分のアイデンティティみたいのが保てないような気はしている。

誰かといる時も、当然何かは考えているのだけど、会話は思考のヒントはもたらしてくれるけれども、その中で自分なりの深い考察というのはどうしても難しいように思う。
考察というのは、行ったり来たりを繰り返すようなもので、何度何度も同じものを咀嚼し、その中でふっと湧き上がる何かを掬い出す作業のような気はしていて、それもまた意識的に行うことも可能ではあるが、一個人としては無意識に行うことが好きだし、その行為を通じて、ある種の自分らしさみたいなものを醸成しているような気はしている。
だから、何か考えるヒントは欲しいし、アウトプットもしたいし、当然リラックスとかリフレッシュとか、単純に楽しいとか好きとかで、誰かと遊んだりするのだけど、それと同じぐらい、いや僕の場合はそれ以上に一人の時間が必要なような気はしている。

もしかしたら、一人旅が好きな理由もそれで、旅行の準備とか計画を立てるとかは本当に嫌いなんだけど、行くと、そこには普段とは違う景色が広がっているし、普段会わない人に会ったりするし、見たことの無いものを見られるし、食べたことの無いものを食べられたりするから、それは刺激的であって、楽しかったりするというもさる事ながら、日常の小さなことを忘れて、ただ一人自分と自問自答をするということを、ある意味では強制的にやらされるということが、僕は嫌いじゃなかったりするんだと思う。
読書というものもまた、似たような感覚があって、あれは作品及び作者に向きあうということの他に、自分と向き合うという側面もあるような気がしている。

いずれにしても、やっぱり僕は一人が好きで、それは誰かといることが嫌いということを意味するものではなくて、ただ単純に、思考を巡らすのが好きだということなのかもしれない。

見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!