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10minutes diaries/61

令和3年12月18日(土)

全てのものから距離をとってみたとしよう。
そしたら、僕は、一体何に近づくのだろう。
もしかしたら、これは、閉じられた世界の話をしているのかもしれない。
全てのものと距離をとることは可能なのかもしれない。
でも、結局はそれも相対性の話であり、近い遠いの概念は生じてしまう。

好きなものには近づきたいし、嫌いなものは見たくもない。
好きなものは一体化すら求めるのに、嫌いなものは、その存在すらも消そうとする。

僕は、どうも、物事との距離感を掴むのがうまくないようだ。
その距離感に喜び、悲しんだりする。
でもまぁ、他の人も同じなのかな。
全ては変わりゆき、その距離もまた、気づけば、近づいたり離れたりするわけで、いちいちそれに翻弄される。

もう、終わりたい。
その終末との距離を考える。
果たしてそれは終わりなのか。
すぐ隣にはじまりがあるとすれば、また、何かが始まってしまう。
始まってしまう恐怖と、終わりへの恐怖。
何に一体恐れているのだろう。
終われることなどあるのだろうか。
何度も何度も、形を変えて繰り返し、ただ在ること以外に僕らに出来ることはあるのだろうか。

見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!