10minutes diaries／３２

令和３年１１月１９日（金）

完璧主義。
人がどう言うかはわからないが、僕は完璧主義だと思う。
書類を作ると誤字脱字だらけだし、何かと計画を立てるのも苦手。
それでも、自分の中にある、ある種の完璧さを常に求めている気はする。
逆に言えば、誤字脱字を直すのは僕の仕事じゃないとすら思っている部分がある。
実に自分勝手な奴だ。

自分が考えうる全ての選択肢を挙げた上で、その中の最善を尽くす。
僕はこれまでそういう選択の仕方をしてきた。
だから、ある意味では、絶対に後悔しない方法を取ってきた。
だって、今現在の最大限の選択をして、どうして後悔などできようか。
僕が自信を持って人生に後悔がないと言えるのは、この部分が大いにある気がしている。

ただ、この「自分が考えうる選択肢を全て挙げる」という行為において、ものすごく気を揉むのである。
「これ以上にないだろうか」
「何か忘れていることはないだろうか」
どんなに選択肢を出したとて、そんな迷いが纏わりつく。

僕はhspだから、そういった完璧主義はしょうがない。
最近になってやっとそんなことを受け入れられるようにはなったが、やっぱり、もっと若い頃は、なんとかそんな自分を治そうとしてきた。
今だって、そんなものが治るに越したことはないとは思っているが、そんなことに気を使うより
は、そんな自分とどうにかうまく付き合っていく方法を考えたほうがいい。
そう思うようになった。

この世界は所業無常で、1秒たりとも完璧な瞬間など訪れはしないことは理解はしているが、やっぱり、理解と体感の間には、それなりの溝があるんだなぁと、改めてそんなことを、濃いめのポッピーを飲みながら思った。