daily 君がいる日

下書きに残ってた
書き終わったあの日は、あまりにも真剣で酔ってるみたいだから、私のために書いたから、メモみたいに気持ちをとっておきたくて書いただけだから、投稿してなかったんだと思うな
けど、投稿しちゃう
今の方が気持ちが柔らかいから


蛇足だけど、この気持ちの一部はこの曲の歌詞になっている

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私の恋人はうつらしい。私は今まで、「死にたくない」と怯えた夜は数あれど、ありがたいことに、あるいは生憎、「死にたい」と思ったことがない。

だからごめんね。本当に理解できなくて、最初は演技かとさえ思った。そして今でも「死にたい」気持ちを、真に理解できていない。それでも、君に出会う前より真剣に受け止めて、深刻に考えて、理解しようと努めている。私は、どうしても「死にたい」気持ちを持ちたくないと思ってしまうから、いつまで経っても、どこまで行っても、「死」の周りで君と強く共鳴し合う事はできないかもしれないけど、それでも、それでも、理解したいと心から思っている。私は本当に死を恐れているから、真の意味で「死にたい」気持ちを理解するのが怖くて仕方ないけれど、それでも、君の苦しみを理解して受け止めたい。抱きしめたい。役立たずでごめん。

君はそもそも寡黙なタイプなのに、抑うつ状態が深刻になるとさらに言葉が消える。動かない虚ろな目、そこだけが窓。それでも、しばらく一緒に過ごす中で、君が絞り出した一滴にも満たない言葉をかき集めて、君の髪一本分くらいは、理解に近づいたと思っている。

2ミリくらいの隙間から0,1秒だけ君が見える瞬間を、引き伸ばして、引き伸ばして、半年以上の時間にして、君の本質を探す。「この半年以上」というのは、君と付き合ってからの年月。「半年以上」は、「一年」、「二年」、「五年」と増えていき、そのスキマに光のように現れるそれぞれのカケラが残って、一瞬は長い年月となって、私の心を占めるのかもしれない。上手くいけばそれらは、キラキラと堆積して、つぎはぎが綺麗に繋がって、本当の君を象るのかもしれない。あるいはそれは、私の心の中にあるただの君の偶像に成り下がってしまうのかもしれない。頭の中で何度も君になって、君の過去を何パターンも想定して、君の輪郭を炙っている。それは本当の君を見つけられる訳ではないと分かってはいるけれど。偶然、本当の君に一致する可能性がわずかでもあるから、止めるわけにはいかない。君を知りたい。


いずれにしても、私は君と生きていたい。君がこの世界からいなくなってしまったら、現実があまりにも辛すぎて、私は自らの心を守る為だけに、心から君を無理やり一掃してしまうだろう。それくらい君が好きで、君がいない世界なんて考えられないから、もしそうなったら、いっそのこと、心から君を消して、私の世界から君を消して、こんなに好きな気持ちなんて、消しちゃいたい。

そうやってどんなに強く思っても、絶対に君は私の心から消えないだろう。ましてや、「こうなるなら最初から君と会いたくなかった」も「君がいない世界なら、君の存在なんて私の心から消してしまいたい」も、「君が大好きで、君と出会えてよかった、出会いたかった、一生消えないで、お願い、君とずっと一緒にいたい」を打ち消せない。それが私は嬉しい。君のことがこんなに好きなのが、毎日嬉しいんだ。前者がチラつく夜も、君のことが好きで好きでたまらないんだ。結局、前者も後者も「君のことが好き」発の感情である事は明白でしょ。

君は矛盾した感情や思考が一人の中に存在することが、あんまり許せないみたいだけど、知ってるでしょ。どっちも本当で、相反するのにそれらは同時に存在することを。それで、これも知ってるでしょ。結局は理性じゃなくて感情が選ぶ方が納得できることを。そもそも私は理性主義じゃないんだ。ロゴスで全部説明できると思うな、実際君の心はほとんど言葉にならない。理性は頼りになるけれど、真実を知っているのは感性だよ。「感情」と「感性」をごちゃ混ぜにして使ったから、君はなんか言うかな。って言ったら、「言わないよ」って言うでしょ。言っても言わなくても、君が好き。



君がいなくなったら、君を好きな気持ちはハチャメチャに傷つくのに、それでも君が大好きで、大好きで、愛している。一生苦しいだろうな。想像するだけで今既に苦しい。苦しくてたまらなくて、






高校生の時、私は恋に恋して、依存と恋を間違えていた。それを後から気づいて、その次に付き合った人とは、依存じゃなくて、君がいるから強くなれる関係を、築けた。それは相手のおかげもあるかもしれないけど。

だから君ともね、依存は嫌なの。君がいるから強くなりたいの。実際私は、君がいるから強くなれるの。去年、色々なことが重なって苦しかった時期、私は耳の中で君に守られていた。その時、君とは付き合ってなかったから、依存ではなく、ただ私は、君の存在に守られていた。

今だってそうだよ。君の存在に私は守られている。だから君が「死にたい」時、その存在が揺らぐ時、私の精神も乱れる。それでも、なんとか自分で、ギリギリ平穏なふりをして、明るいふりをして、保っている。

ねえ、君がいない世界が嫌だと思うのは、依存なのかな?

君が世界のどこかに実在していれば、私は一生君に守られている。君の実在が、私の心を守っている。

死なないで。お願い。

君が苦しんでいる時、本当に君を愛しているのなら、君の本望を叶えることができるのか。私は君を愛していないのかな。君がいないと「私が」苦しいというのは、自己愛に感じる。死なないで欲しいのは、エゴなのかな。

でも死ぬことは君が幸せに笑っていることじゃないでしょ。生きるのが地獄だから死ぬ方がまだマシ、、、ということなのはなんとなく察しがついている。だからやっぱり私は君の死を止める。君が幸せに笑っている選択肢を願って私から離れるとしたら、君がいないと「私が」苦しいとしても、私は君の幸せを願えるな。だからやっぱりきっと、愛してる。もうよくわかんないけど、愛してる。


君が「死」に惹かれて飛び込んでしまうなら、せめて死海でありますように。飛び込んでも、浮いてしまうから。


死なないで欲しい。君と生きていたい。

君のこと守りたい、救世主になれなくてごめん。

目の動かない君が立ち上がった瞬間、久しぶりに私の顔を見て言った、「ミオちゃん可愛い、可愛いからずっと見ていたい、でも苦しいから生きたくない」

その時に動いた君の目が、君で、私の心を


愛してる。



babamio

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