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民宿に泊まったら大ムカデに襲われた話

バイク好きの友人の後ろに乗せてもらい、タンデムで埼玉県から石川県まで1日でバイクで爆走する狂ったラリーイベントに参加してきたんだけど、(12時間バイク乗ってた)その日は石川の民宿に泊まった。その民宿で事件は起こった。
気づいたのは朝5時、右腕がチクチクする感触で目が覚めた。カブトムシに手をのぼらせてる時の感触に近かった。寝ぼけながら振り払ったら感触は消えたが、消えるってことは何かが張り付いてたってこと・・・!?とそこで思い至り、ゾッとし急激に覚醒した。そうすると背中に何かが這ってくる感触がした。やっぱり何かいる!?!?と思い布団をめくるとクソでかい大ムカデが布団の中にいた。思わず「うお!!!!!」と声が出てしまい、その声で友人が起きたので見せると友人もめちゃくちゃびびっていた。しかし一番ビビってたのはムカデで、逃げ惑い部屋中を走り始めたので慌てて行方を追った。

この時点で私はもうだいぶ面白がりモードに入っており、こんなこともう生きてて二度とねえぞと思ったのでムカデの写真撮ろうとしたら、普段温厚でいつもニコニコしている友人に真顔で「いや写真撮ってる場合じゃないでしょ。荷物の中に入り込むよ」と言われた。
友人の真顔が怖かったのでムカデの見張りを頼んでフロントに人を探しに行った。が、早朝過ぎて誰もいなかったのですごすご帰ってきた。
こうなったらムカデとのバトルを試みようと思い、帰りの道中、風呂場から洗面器とクイックルワイパーを部屋に持って帰ったが、田舎育ちの友人に「そんなんじゃ多分無理だよ。先にガムテープついた棒ないと」と謎のムカデ撃退知識を授けられながらマジレスされ諦めた。
民宿の部屋にあった注意事項をよく読み直すとフロントっぽい番号が書いてあったのでそこに電話し、民宿の人に来てもらった。民宿の人もめっちゃ慌ててたが、慌ててる割に「すみませんね〜」と言いながら手早く瞬間凍結スプレーとトングでムカデ凍らせて掴んで持っていった。手つきが慣れ過ぎていたので普段から相当バトルしてるんだろうなと思った。

いやぁ〜人生っていろんなことが起きるなぁと思った。

ちなみにこのnoteは5:15にムカデとのバトルを終えた後5:40に書いている。立ち直り早

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