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【2022年版】ウェルスナビのデメリットを改めてまとめた
この記事では、2017年からWealthNaviをやっている私がそのデメリットをまとめます。
ウェルスナビ(WealthNavi)は、ロボットが自動で投資してくれるサービス。
何をいつ買うのか決めたり、入金したり発注したり。
ウェルスナビでは、すべて自動になります。
一番人気のロボアドバイザーですが、デメリットはあります。
具体的には、以下の5つ。
為替リスク
長期投資
手数料が高い
倒産リスク
出金はいつでも
順番に解説していきます。
以前はNISAが使えないのもデメリットでしたが、使えるようになりました。
ウェルスナビのデメリット
1.為替リスク
![](https://assets.st-note.com/img/1656139357479-GO3Hn0u5Ac.jpg?width=1200)
ウェルスナビでは各国の株・債券・金・不動産などに、分散投資します。
これらはすべて海外の投資商品なので、米ドル建てで買われます。
買ってから売るまでの間に、日本とアメリカの為替レートは動きます。
ウェルスナビで買ったあと、円高になると資産はこのようになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1656139434809-9Zoxp7Cx8d.png)
資産価値をドルで表すと儲けが出ていても、円に直すと損失になっています。
円高が軽ければ、損失までいかずにドル建てよりも利益が減るだけのケースもあります。
仮にこの状態ですべて売ると、15,976円赤字。
ウェルスナビは、為替が円高になると損をしてしまうのです。
逆に、円安になると儲かります
ウェルスナビと為替、円高や円安についてはこちらの記事にまとめました。
ぜひ、読んでみてください。
2.長期投資
自動積立してバランスを保ってくれるのが、ウェルスナビの主な機能です。
「下がったとこで買い!」
「上がったところで売る!」
といった、アクティブな機能はついていません。
相場が下がっても、積立で安く買いながら上がるまで待ちます。
相場が下がったまま、何年も上がらないこともありえます。
下げている間に、出金しないといけない状況になったら、下がったところで売るので損をします。
近々使う予定のあるお金は、投資すべきではないです。
3.手数料が高い
ウェルスナビには1年あたり、運用している資産額の1%の手数料を払います。
運用している資産が10万円なら年に1,000円
運用している資産が100万円なら年に1万円
運用している資産が1,000万円なら年に10万円
です。
1%の手数料は、高いと言われています。
なぜなら、自分で証券会社で同じ資産を同じバランスで買ったほうが安いからです。
自分でやる場合、初年度0.85%、2年目以降は0.375%くらいのコスト。
(マネックス証券で、毎年50%リバランスすると仮定した場合)
引用元:ウェルスナビのデメリット
しかしウェルスナビと同じ投資を、投資初心者が自分で再現するのはカンタンではありません。
一方で、そんなに苦労せずにウェルスナビと同じ投資を再現できる経験者もいます。
なので、年間1%の手数料は、
投資初心者にとっては安い
投資経験者にとっては高い
と言えるでしょう。
ウェルスナビの手数料については、こちらの記事でくわしく書きました。
ぜひ、読んでみてください。
4.倒産リスク
ウェルスナビの会社自体が倒産したら、資産を失う可能性があります。
ただしこれは大したリスクではなく、資産1,000万までは心配しなくて大丈夫です。
まず公式ページによると、ウェルスナビとユーザの資産は、分けて管理されています。
仮にウェルスナビが倒産しても、資産は戻ってくるはず。
しかも、この資産の分別管理がウソだったとしても1,000万までは補償されます。
ウェルスナビは投資者保護基金という、投資家を守る団体に加入しているからです。
![](https://assets.st-note.com/img/1656139885513-CQW9u7PgYh.png)
これは、投資者保護基金のサイトで確認できます。
ウェルスナビの分別管理を信用しないとしても、1,000万までなら戻ってくるので安心です。
5.出金はいつでも
出金はいつでもできます。
これは一見メリットですが、弱点にもなりえます。
下がったときに売ってしまう
ウェルスナビのメリットは、自動積立。
相場が上がろうが下がろうが、売らずに買い続けることです。
しかし人間は、相場が下がったときビビッて売ってしまいます。
暴落のときには、「もっと下がるに違いない!」
「二度と回復しないに違いない!」と思い込んでしまうのです。
2011年の震災後、ドル円は史上最低値75円をつけました。
ドル円を買っていたわたしは、大きな含み損になり、ビビッて決済。
資産の7割を失いました。
しかし、ドル円は2年後に100円を突破。
あとで思い返せば、あそこで売ったのは明らかに失敗でした。
「オレはビビらないぜ!」と思うかもしれませんが、わたしもそう思っていました。
冷静でいられる人は、ごく一部です。
いつでも出金がデメリットの理由
理由は、暴落のときに出金してしまうからです。
「売るのは間違いだ」とまでは言いませんが、
分散購入された世界の株式に将来にわたってリターンが見込めない状況≒世界の終わり
です。
冷静に、落ち着いて判断しましょう。
デメリットまとめ
為替リスク
長期投資
手数料が高い
倒産リスク
出金はいつでも
の5つ。
ここまで、わたしが考えるウェルスナビのデメリットを書いてきました。
悪い点も含めたネットでの評判を、さらに別の記事でまとめています。
ぜひ、読んでみてください。
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