ベランダガーデンの生態系

今年に入ってから、また植物を育てはじめた。イノチを感じながらやっているせいか、すこぶる調子がよい。
我が家はマンションの8階、それも南西向きなので、夏の西日が強烈すぎて、ここでいつも駄目にしてしまう事が多くて、仕事で忙しかったときに植物を育てるのは諦めていた。だけど今年は長梅雨や、あの夏の暑さにも拘らず、なぜか元気でいてくれている。毎朝、植物の手入れをするのが楽しみになった。

ところで、先日ちょっと不思議というか、宇宙のリズムが崩れた瞬間を目撃したと思った出来事

北側の玄関のポーチには、オリーブとかカシワバアジサイなど日陰でも育つものを置いてるんですが、
今まで見たことなかったあのGが！玄関のポーチにやってきたのだ！昔なら速攻、殺生してました、すんません。イノチという考え方、関わり方をするようになって、できるだけ語りかけるという事をしている（頭おかしくないので（笑））で今回、ゴキちゃんに話しかけてみました。ここはあなたが欲しいもの何もないよ。だから、ここからどこかに行って欲しいんだけど…と。それから1，2週間たったころか、まだいました。さすがに、卵とか産まれても困るなーと、ごめんといいつつ殺生しました。
その時はまあ、仕方ないと納得させてました。

その後のことです。オリーブとカシワバアジサイ、それとコモンマローをその時だけ玄関に置いていたのですが、しばらくすると、コモンマローにびっしりと虫がついてしまっていました。オリーブだけは大丈夫でしたが、カシワバアジサイもなんとなく元気がなくなってるなぁと思ってみたら、ネキリムシにやられていて、危機一髪助けました。コモンマローもとりあえず葉っぱをすべて落として、虫もとって、南側に移したらなんとか無事でした。

そのときに、気づいたことがあって、生態系からみたときに、バランスを欠いた状態になったのではと思ったんです。ゴキちゃんでさえも今は必要だったりしたのかも。ここは小さなベランダガーデンですが、この小さい場所でさえこんなことになるのなら、地球規模で見たときに、人間が周りのバランスを考えずに何かを壊したり、木を切ったり、山を削ったりした時に、もしかしたら、同じような事が起こってるのではないかと。災害というのも、バランスを崩した場所だったりするのかも。
人間はなんとまあ、今まで知らないふりして、どれだけのバランスを壊してきたのでしょうか。

これからはそれぞれのイノチに目を向けて、調和していける社会になるといいなと、思った出来事でした。

イノチとイノチの響き合い、それぞれが同じ位置
人間が上とか下とかもなく、すべてのイノチが尊重される世界。そんな世界に住んでみたい。