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煉獄コロガシ 35連コロガシへの道【2024第1期7戦目】02/18(日)

35連勝を目指す「煉獄コロガシ」。今週は7連勝を目指す。

※煉獄コロガシとは
 1.1倍の複勝でも、15万円スタートで35回転がれば
 サラリーマンの年収を超える。
 ということで、どんなにガチガチの本命でも恥じることなく買い続け、
 とにかく当て続けてどこまでもコロガシ続ける試み。
 命名は漫画「喧嘩商売/喧嘩稼業」に出てくる連撃技の「煉獄」より。
(企画詳細は下記参照)

先週の第6戦を的中し、今週は7連勝を狙う。


【本 命】

今回の◎は、02/18(日)東京01レースの11レッドアレグロとする。

【買い目】

 ◎ 11レッドアレグロ  
複勝04 390,100円
投稿時点オッズ 1.3~1.7倍

今回、前走の芝1600mからダート1400mへの転戦ということになる。
なので、「煉獄コロガシ」でいつもやっているように、
「同条件での持ちタイムの優秀さ」からアプローチすることはできない。
しかしそれ以外の材料から十分、買いだと判断した。

新聞紙上で調教師、騎手ともに気性の難点を触れているので、ギリギリまでパドック、返し馬をグリーンチャンネルで確認してから購入したい。

【根 拠】

1.ダート替わりで本領発揮の血統

母スキャットレディビーダンシングの産駒はこれまで3頭がデビューし、
芝(0,1,1,2)
ダ(6,8,4,8)
と、ダートのほうが圧倒的に戦績がいい。
しかも、
ダートの新馬・未勝利戦 (3,3,2,2) 複勝率80%。
うち1200-1400m (3,3,2,0) 複勝率100%。

UncleMo産駒の大型馬だった長男スキャッターシードはともかく、
ハーツクライ産駒でデビュー戦は芝2000mで2着の次男ハーツアズワン、
ジャスタウェイ産駒で小柄な長女レディアスまでもが
ダート短距離で勝ち上がり、本格化している。

そう考えると、ロードカナロア産駒のレッドアレグロは、まず間違いなく
ダート短距離に変わるのは歓迎だろう。


2.木村厩舎はダート転戦の見極めが上手

レッドアレグロは前走、府中芝マイルで1.35.1、上り33.9。0.2差3着。
ぜんぜん、そのまま芝を使って行っても勝てるんじゃないのという成績。
そういう馬を敢えてダートに使うときの木村厩舎は強い。

2021年01月~昨日までで、
前走芝→今回ダートの未勝利戦、という場合の戦績
(6,2,3,8)勝率31.6%、複勝率57.9%。

これだけでもすごいのだが、このうち、
3歳夏の、「後がなくなってそこを使うしかない」という状態で使ったレースを除けば、
(6,2,1,6)勝率40.0%、複勝率60.0%。

と、さらに少し戦績が上がる。
更にその内、前走2-4着馬に限れば、
(3,0,0,1)勝率75%。

つまり今回のレッドアレグロのように、
 ・前走芝で好走
 ・まだまだ勝ち上がり/勝ちぬけに向けて焦る時期じゃない
 ・なのに木村厩舎がダートに使ってきた未勝利馬。
というのは、
敢えてそうしている馬であり、一発回答で勝たせるケースが多い。


3.木村厩舎×キャリア1-2戦×ルメール

木村厩舎の主戦がルメールであることはよく知られるところ。
イクイノックスのようなスーパートップホースはもちろん、未勝利を勝たせたい勝負所でもルメールの手腕は絶対的な切り札となっている。

 ・キャリア1-2戦
 ・2歳~3歳2月
 ・未勝利戦
つまり、
 ・1-2度走ってみて  (走らせて既に素質があらかたわかっている)
 ・一定以上の順調度で(3歳2月までに2,3戦目を迎えている)
 ・そろそろ勝たせたいな、という馬のレース。

木村厩舎がそういうレースでルメールを乗せてきた時の戦績がすごい。
この条件で2021年以01月~先週までの戦績を集計すると、
(10,0,1,4)。勝率66.7%。
しかも馬主別に見ると表①の通り。
社台G関係馬なら(10,0,0,1)。ほぼ勝率100%。
複勝率ではなく、勝率がこのレベルというのは、脅威としか言えない。

表①

昨日の土曜03Rにキャロットのアルシミストが出走して2着なので最新の数字で言うと(10,1,0,1)。いずれにせよすごい打率。

1つ留意点・懸念点があるとしたら、
今回のレッドアレグロは追分産の東京HRだということ。
サンデー、キャロット、シルク、吉田和美といったノーザン関係馬とは出身も所属も異なる。外厩も天栄ではなく山元。
果たしてこれを、表①で網掛けグループとして見るか、網掛けなしグループとして見るか・・・。

それならこっちのデータを見てみよう。
年ごとに見ると、こう(表②)。尻上がりに成績が上がっている。
2022年以降に限れば(10,0,1,1)。ここに昨日のアルシミストを足すと
(10,1,1,1)。これなら安心できるか。

表②

これら踏まえ、今回のレッドアレグロは、まさに木村厩舎がルメールで勝ちに来た、という典型的なパターンに合致していると言える。


4.木村厩舎×東京HR×ルメール

これまでに木村厩舎に在籍した東京HRの馬は本馬以前には7頭いる。
その7頭にルメールが騎乗するとどんな戦績か。
今回のレッドアレグロと同じように「初めてルメールを乗せたとき」の戦績を見てみよう。

ルージュサリナス  1着 (デビュー戦)
レッドディライト  4着 (デビュー戦)
ルージュカルミア  1着 (7戦目 1勝クラス)
レッドヴェロシティ 2着 (7戦目 2勝クラス)
レッドロワ     4着 (3戦目 未勝利戦)→次走ルメール続投で1着
レッドラルジュ   2着 (4戦目 未勝利戦)
レッドフレイ    3着 (6戦目 3勝クラス)

7頭で(2,2,1,2)。複勝率71.4%。
デビュー戦から乗せた場合も、途中から満を持して乗せた場合も、
キッチリ好走していることがわかる。

凡走した馬と今回のレッドアレグロとの比較で言えば、
レッドディライトはデビュー戦でまだどういう走りができるかよくわかっていない状況でのルメール起用。対して今回は既に1戦してどのくらいの走りができる馬か分かった状態での起用。
レッドロワは3歳4月の時点でまだ勝ち上がれていない状態だったが、今回はまだ3歳2月。順調度で勝る。

そう考えると今回、まず凡走はないと見てよいだろう。


5.木村厩舎×前走短期免許外国人×ルメール

レッドアレグロの前走はビュイックが騎乗していた。
このように、
「木村厩舎が、前走で短期免許外国人が騎乗していた馬に、
今回ルメールを乗せる」
というときにどういう成績かというと、以下の通り。

2021年01月~先週
木村厩舎×前走短期免許外国人×今回ルメール
(5,0,3,0) 勝率62.5%、複勝率100%。

しかも下表③のとおり、必ずしも前走好走馬ばかりではない。
むしろ凡走馬をルメールがキッチリ巻き返させている、という構図。

表③

昨日2/17(土)にも該当馬が2頭おり、
オクタヴィアヌス  1着
マーシャルポイント 1着

と好成績を継続。レッドアレグロにも継続してもらおう。


6.先行タイプの有力馬が不在

今回のレース、ダ1200ー1400路線で好走してきた馬が複数頭おり、
決してレベルの低い組み合わせというわけではない。
ただ、差し・追込みで好走してきた馬ばかりで、いずれも展開待ち。
先行して好走歴があるのは、以下の4頭くらい。

01ノアスペシャル   ダ1400m不良 1.26.5 1.4差 6着
06ジャンバラヤ    ダ1600m良  1.41.2 2.0差 5着
10セイウンダキシメテ ダ1400m良  1.27.6 0.7差 3着
13スマートスコープ  ダ1400m良  1.28.2 1.3差 3着
15フォルスタクラス  ダ1400m良  1.28.7 1.8差 5着

好走と言っても走破タイム・着差を考えると、将来勝ち上がれるかどうかもまだ微妙と言わざるを得ない馬ばかり。

だとしたらこういう時のルメール、もしかしてポンとゲートさえ出れば、
逃げるんじゃないだろうか?

それでなくても、未勝利戦(特にダート)においては、
明確な力上位の差し馬が、確実に勝ち上がるために先行策に出るというのは珍しくないこと。

いくら血統的にダート向きで厩舎も勝負掛かりとはいえ、
初めてのダート実戦を迎えるにあたり、位置を取れず揉まれこんで終わる、
というのが一番の心配次項。
その点、揉まれにくい枠番を引いて、そのうえ先行タイプのライバルが不在となれば、ルメールは恐らく逃げの形も狙っているはずで。
もしそうなれば鬼に金棒。

7.もう一方の人気馬に不安がある

レッドアレグロと人気を二分しているのが09ローリーグローリー。
デビュー戦である前走を2着しており、
武豊×蛯名厩舎、武豊×インゼル、という売れるプロフィールも持った馬。

しかしこの馬は果たして好走できるだろうか。
作表は省くが、
 ・東京ダ1400mは、中山ダ1200mからの転戦馬がそれほど成績よくない。
 ・ダートの牡牝混合戦の場合、1200以下なら牝馬も互角だが1400以上では
  牡馬優勢。
 ・蛯名厩舎も、インゼルも、実は武豊よりルメールのほうが成績がいい。
  ルメール→武豊という乗り替わりは着順ダウンが多い。

ということがデータに現れている。
初ダートとなるレッドアレグロにとって、ダート好走組の一角が凡走可能性を秘めているというのは好材料。


8.デキがよさそう

中間の稽古は順調。
1週前には南Wで7Fから時計を出し、しかも6,5,4Fの時計はそれぞれ自己ベストを計時。併せた相手も同期の1勝馬と古馬の2勝馬で、どちらも格上。
かなりハードに攻めている。

そのうえで今週も6Fから3頭併せ。昨日の東京03Rで2着したアルシミストに対して0.6追走同入。
しかも競馬ブックを見ると「チーク効果あり」との短評。
レースでも着用するのだろうか。
馬具の工夫もしたうえで、勝ちに来ている万全の態勢だと確信する次第。

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