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北の国に憧れる


エルータンはアメリカのミュージシャンということだけど、音楽は「ケルトミュージック」というものらしい。有名なところではエンヤの曲がそのカテゴリのようだ。

ケルトは北欧の先住民で、さかのぼると日本にまでつながるとか。

私は暑いのが苦手で、北の国に憧れを持っている。

数年前、この動画をYouTubeで見つけたとき、「萩尾望都の作品から抜け出たみたい」と目が釘付けになったものだった。

そして、この背景。なんて爽やかで涼しそうなんだ。

吹いている風もそこに溶け込む音楽も、エルータンその人も。

この夏の殺人的な暑さからしばし逃れて、淡い色彩のこんな世界に漂っていたい。


「ケルト」という名前を聞いたのは、学生時代に芥川龍之介の年表を調べた時と、萩尾望都の「残酷な神が支配する」を読んだ時。

芥川のほうは、作品にイェーツの影響があるということくらいで、そこから何かを調べたり勉強したりというのではなかった。

「残酷な神が支配する」で、またケルト、イェーツ、という言葉に出会った。イェーツの作品が主人公の生き方に深く影響を与えたという設定だった。

エンヤも夫の趣味で、わりとよく耳にした。針葉樹林に守られて深く入り組んだ海岸線に、濃い霧が流れる。そんなイメージの曲だった。

それから、ケルティックウーマンの曲も、クリスマスソングなどをきっかけに聞くようになった。


巷でも北欧ブームが来ているようで、家具やデザイン、色彩、暮らし方などあちこちで紹介されている。寒い風土で、屋内で豊かに暮らす様子が魅力的に紹介されている。

いつか家の中に、自分だけのスペース(というか隅っこ)を作って、座り心地の良い椅子を置き、脇には小さな三角(なぜか三角)のテーブル、観葉植物と味わいのある灯りのもとで、ノンベンダラリー♪と過ごしたいなあ。

と、そんなノンベンダラリラーによる、曲紹介でした。

エルータン「For the Dancing  and the Dreaming 」


ピリカさんの曲からチャレンジ企画、もう残り時間もわずかになり、すべりこみました。

この曲は、どうしても紹介したくて。
創作ではないしエッセイとも言えないようなことを書いて、どう終わっていいかもわからないままです。

ああ、この曲を紹介しながら、それらしい詩などを披露できたらなあ・・・書けないけど😅

企画は、ものすごい参加数で、音楽って、ひとそれぞれの解釈があって楽しいし、もし、その曲を作った人が読んだら、「なるほど、こういう解釈もありか!!」と、びっくりするんだろうなと思いました。

ピリカさん、楽しい企画ありがとうございました。

参加できてうれしかったです。




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