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大変恐縮ですが…の話

ほんと、どうでもいい、毒にも薬にもならない話ですが
思いがあふれてしまったので、聞いてください<(_ _)>


突然ですが、数字が好き、みたいだ。

みたい、というのは、私は数学や物理が大の苦手だったので意外だからだ。なんたって、高校の数学のテストで、それも中間とか期末とかの大事なテストで、0点取った実績がある!

いばっちゃいけないが、0点なんか、高校生にもなってどうやってとったんだろう。名前だって書き忘れないだろうし(笑)
とにかく、算数や数学は、毛嫌いしてきたのだ。

なのに、数字は、好きみたいだ。

デザインが好きなのか?

具体性が好きなのか?

並べて楽しいのが好きなのか?

同じ数字が並んだり、順番にならんだりすると
つい嬉しくて顔にでる。

コンビニのレジで、「777円です」って言われて
「うわ!」と声が出て、店員さんと目が合ってしまった。
店員さんも笑ってくれて助かった。

スーパーのセルフレジでも、一の位が0で切り番だと嬉しくなってニンマリする(マスクがありがたい)。

運転中には信号待ちなんかでつい、前の車のナンバーを足し算する。
で、一度してしまうと、走行中もついつい対向車のナンバーを足してしまう。あぶないけど、やらないほうがいいけど、やってしまう。

で、「・・・4」とか「1005」とか、一目瞭然のナンバープレートには「ちぇっ」と思ってしまう(ごめんなさい、あなたに何の落ち度もありません)。
「8975」なんか、うほほってなって、ほくほく計算し始める。
ヘンですね(笑)
8と7は足して15の壊しがたい美しい「型」のような気がして
だから上の合計は15と14で29なのだ。
(こんなこと書いてる私アホですか)

運転、ヒマなのか。つまりそうなのか(-"-)


こないだ、greenTさんのnoteで、鳥さんの写真が載っていました。

美しい湖のほとりの情景、映画のような夕げしき。
日本とはちょっと違う味わいがあるもんだなぁとうっとり…

したんですけど、でも、私の目玉はある1点に吸い寄せられてしまった。

この写真のトリさんたちの「2」のシルエットがっ!
とくに水鳥は「2」の形が際立って美しいなと思うのだ。
首短いと溺れるしね('◇')ゞ

greenTさんも、まさか「2」に食いつく人がいるとは
思ってもみなかったことでしょう。
でも後日、さらにさらに「2」がたくさんいる写真を
追加してくださったのです!(greenTさんの記事の4枚目です)

これを見た私の脳のひだひだが喜んで、わらわらと波打ちました。
ライブで一斉にみんなで手を挙げてウェーブしてる状態ですね。
greenTさん。鳥さんたくさんごちそうさまでした!(食べてはいない)


「2」はもうひとつ、私に素晴らしい記憶を残してくれている。

うちではもう「2の鳥」という名前になってしまった。
サギさんである。

春まだ浅く、最後の霜が降りた、晴れて寒い朝。
農道へと続く道で一時停止しようとスピードを落として行ったとき
止まった私の左側から、ゆっくりと、ゆったりと、白鷺さんが近づき、
歩いて!…なんとあろうことか、鳥さんが歩いてですよ!
右の方へ、横切ろうとしているのです!

白鷺さんは、間近で見るとかなり大きくて、
小学校の3年生くらいの背丈でした。
だから、車のフロントガラス越しに見て、丁度目が合うくらいの高さ。

彼女は(多分女性。きっと女性)、優雅に、しゅっとした姿で
頭をツンとさせて、あくまで前方だけを見ながら、ゆっくり、ゆっくり
私の目の前を横切って、残雪の田んぼの中へと入って行った。

私は、神聖なものを目撃してしまったあわれな罪人のように
ただただ、心の中を震わせておったのじゃった。
私の中に、永遠に「2」という神聖な数字が刻まれた瞬間であった。


こんなどうでもいいことで頭をいっぱいにしている私である。
数字がいつも何かを私に示したり、楽しませたりしてくれる。

私が小学校高学年ころ、受け持ちの先生に言われた言葉も思いだす。
ある日、先生は休み時間、教室のストーブの脇で椅子に座り、足を組んでいた。
私たちはその先生を囲んで、体育座りして、何かのお話を聞いていた。
私は先生の運動靴の裏にある、イボイボが、気になって話が頭に入らない。
ついついそのイボイボを数えながら、上の空で聞いていた。

話が終わってから先生に「先生の靴の裏のイボイボ38個(まだ憶えている)だよ!」と、うかつにも手柄顔で言うと、先生が笑って言ってくれたのだった。

「〇〇は数え魔だなぁ」。
「話を聞いてなかったな!」なんて無粋なことは言わなかった。

以来しばらく、数えることに闘志を燃やして、小学校生活を送った。
なんでもっと算数を好きになれなかったんだろう?(もういいや)

こういう調子で過ごしてきた。
三つ子の魂百までと申しますが、ほんまや~~、と思う今日この頃である。(エッセイ風に〆)





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