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DREAMセミファイナルを終えて

みなさま、こんにちは。

世界一周コンテスト2022セミファイナリストの森愛実アイリーンです。

昨日、2/24/2022に大阪で行われたDREAMセミファイナルに出場し、約1000人の前で自分の夢を語るプレゼンを発表しました。

この衣装も実は、前日に奄美の方からいただきました


プレゼンの視聴はこちら

エントリーした11月21日から今まで、人生の中でいまだかつてないほど自分の挑戦を周りの多くの人に応援していただきました。

わたしの挑戦を、自分ごとのように思って、
話を聞いて、思考を整理してくれたり、
一つ一つの文章を紡ぐのを手伝ってくれたり、
台本を一緒に考えてくれたり、
プレゼンの仕方、話し方、構成、
全ての作成過程に、

その場にいてくれた大切な友人、
家族や仲間たちが携わってくださいました。

全国からこの日のために会場まで足を運んでくれた人、会場に来れないけど、応援してくれている人たち、今までの人生の中で色んなタイミングで出会った多くの人たちに支えられたおかげで、自信を持って本番を迎えることができました。


結果はセミファイナルで敗退でした。

でもこの結果に悔いはありません。
夢のような1日だった、セミファイナル。

失うものなんて一つもなく、むしろ得るものや学びが多すぎた体験でした。

結果発表の後にみんなでハグした写真

1日経った今、振り返ってみたら、
勝ち続けなくて良かったんじゃないか?
むしろ負けてよかったのかも!
と気持ちを切り替えて元気に過ごしています。

負けたおかげでわたしの本当に伝えたかったことが伝わる。
伝えられることの幅が広がる。
私にしか伝えられないことがある。
そんな感じがして、今こうして想いを綴っています。

実は私は、世界一周を目指してこのコンテストに出たわけではないんです。

だって、

本当は、もうしてるんです。
世界一周を。大学2年生、20歳の時に。

それこそ、2018年のBackpack Festaのロビーのブースで、よく居酒屋にポスターが貼ってある、世界一周の船旅ピースボートにまだ高校3年生の時に出会い、

その翌年、2019年の秋に第102回ピースボートクルーズの日英通訳として3ヶ月で23カ国回る旅に出ていました。(隠してて、すみません…!)

ピースボートの船の上
ピースボートの国際部の仲間たち

だから、今回の大会も、私よりも世界一周をするべき人に、その夢の実現に一歩近づくための切符が渡されたんだと思います。

では、わたしはなぜ世界一周コンテストDREAMに参加したのでしょう?

それは、わたしには伝えたいメッセージがあり、これをより多くの人に伝えたいと思ったからです。

「プレゼンはプレゼント」
その言葉を大切にして、プレゼンを作らせていただきました。

わたしが、高校生の時にDREAMの会場に来て、自分の人生が変わったように、わたしの姿を見て、誰かが勇気を出す、そんなきっかけになれたら嬉しいと思って挑んでいました。

わたしがプレゼンの中に込めていたメッセージは主に2つあります。

一つ目は、私たちが住む、この地球が秘めている無限大のポテンシャルについてみんなに伝えていきたいという想いです。

それを伝えるためにも、わたしは誰も注目していなかったであろう、「地熱」にスポットライトを当てました。

地熱はまさに、「地球の中心から湧き出る熱」のことで、まだまだ日本ではポテンシャルを秘めている分野です。

それに気づき、ワクワクする人が増えたら、日々の生活に新しい選択肢を増やすことができるのではないか?と思ったんです。

「自然との生活」というと、現代の社会から離れて、電気も使わず、自然の多いところに住み…というイメージを持つ方も多いと思いますが、

そうじゃなくて、もっともっと普段の生活に即した、電気や料理、建築やファッションなどに、ちょっとだけでも取り入れられたら…

アイスランドの地面から掘り出された地熱パン

それをより多くの人が選択するようになれば…

きっとそこで生まれるバイアスは少しは取れて、より良い選択をするハードルも下がり、もっとハッピーな社会になるのではないだろうか…?

エネルギーや環境の話になると、シリアスな話になりがちなので、どうやったらいかにワクワクしてもらえるのか?を意識して伝えていきました。

実は大会の3日前(2/21)から大会の当日(2/24)まで、直感に従って、奄美大島にいたんです。

そこで出会ったある友達が、「地球は本当はもっと役に立てます!もっと人の役に立ちたい!って言ってる!」って教えてくれたんです。

その話を聞いて、「それってまさに地熱のことじゃん!」って思いました。

現代社会では、目に見えることだけを信じることを伝えられてきたけど、

わたしは見えないもの、表に出ないものこそ、信じる価値があるし、本当に意味がある。

そこにポテンシャルを感じ、信じていくことで、希望が見えてくると思います。


それが、実はわたしの伝えたい二つ目のメッセージにつながっているんです。


それは、わたしのスピーチを聞いてくれる人や、これを読んでいる一人一人が、

自分の内側に秘めている無限大のポテンシャルに気づき、自分を信じて、勇気を出して一歩踏み出してほしいという想いです。

スピーチでも言ったように、地球に埋まっている地熱が膨大なポテンシャルを持っているのと同じように、

わたしは、一人一人が、自分を信じた時に、自分の持つ、無限大の可能性を発揮できると信じています。

小さい頃から、他の人に合わせないといけない、良い子にしていないといけないと思い、

いつしか周りの目ばかり気にして、自分の本当の気持ちや本当にやりたいことも口に出しづらい。

実は、わたしも、アメリカではそんな子供だったんです。

今は考えられないほどに、内気でシャイな性格をしていて、

自分の意思がなく、
人と話すのも、自分について話すのも苦手、
写真撮る時でさえもうまく笑えませんでした。

やりたいことも夢もない。

自分は一生、主人公にはなれない。
陰と陽で言えば、陰。

自分なんて生きていても仕方がないと思い、自殺願望を抱いていたこともありました。

今、その頃を思い出そうとすると、気づいたら涙が出てくるので、自分の中で塞ぎ込んでて苦しかったんだと思います。

それは、その時は辛かったことを思い出した時の涙だけではなく、そこから抜け出せた、安堵の涙。

家族でなにかあったとか、学校でいじめられたとかでは全くなくて。

むしろ、幸せな、愛に溢れる家庭で生まれて、アメリカという、とんだクレイジーで楽しく自由にを教える教育システムを受けて生まれ育ったにも関わらず、感じたことです。

それは、全部、自分への自己嫌悪から生まれた感情でした。

自分は、どうせ〇〇だから。
〇〇ほど、自分は上手くできるわけがない。
わたしは、〇〇だから愛されない。

何をやるのにもなにかとできない言い訳をつけて、自分を下に見て、そんな自分も嫌いだった。

でもね、本当はそんなこと、なかったんだ。

その可能性をつぶしていたのは自分自身。
一番、自分のことをわたし自身が差別していたし、ジャッジしてた。

本当はね、なにもしなくても、ただそこに存在しているだけで、もう人生万々歳。


自然の自分を出すだけで、みんなに愛されてるんだと気づくの。

それに気づくのにどれだけ時間がかかったか…!

それに気づけたのも、自分の本当の姿、というか自分が自分を好きでいられる姿を、演じてでも出す練習を、少しづつしていったからだと思う。

いつもより、少し笑顔を意識してみて、いつもよりちょっと人と話かけるようにする。

人と話していくうちに自分のこともよく理解できるようになっていく。

そしたら、自分の良いところにも気づくし、素敵な人に出会うとこんな人になりたいという感情も湧く。

こうなりたいと思える人ができたら、自分も努力しようと思えるようになるし、自然とやりたいことや夢も出てくる。

後は、自分が自分を信じてさえいれば、どんな大きな夢でも叶えられる。

誰しも、そんなポテンシャルを持ってるんです。

自分のやりたいことや夢を「声に出す」
それって勇気が必要なことだけど、

何かを始める時に、
最小限の単位でできる、
最大限の効果を発揮する
魔法だと思っています。

誰だって、この瞬間に、「あ」と言ったら、声が出ますよね?

書くのは、「よし書くぞ!」とちょっと覚悟がいるけど、口に出すのは、声を出すだけでできる。

綺麗じゃなくても、不恰好でも良い。

だって完璧な人間なんて一人もいないんだから。

希望を持って光を見て、目指すほど、
完璧じゃないという、自分の影と向き合う。

そんな自分が嫌になり、
逃げ出したくなるけど、
最後の最後には自分をまた信じて、
また光を目指す勇気を持つこと。

何かに挑戦している姿って、周りにカッコいいと言われるし、勇気のある行為に見えるけど、

本当はもっともっと人間らしくて、そんな弱い自分を隠して、がむしゃらに頑張って、良いところを見せて、それに人は勇気と名付けているの。

世界を動かす発明をしたアインシュタインも、平和を説いたマザーテレサも、あなたの憧れの人も、みんな人間なのは同じ。

同じ人間だったら、他の人ができることをあなたができないことはないの。

その差は、自分を信じて勇気を出すか、信じないで行動しないかの違いだけ。

もしもこの世に一人きり、
咲きたいように咲けるなら、

明るい広い空の下、
大地にしっかり 根を張って、
堂々と咲く花になりたい。

好きな歌からの引用です。

人それぞれタイミングが違えども、必ず誰しもが自分の花を美しく咲かせることができると信じています。

どうせ何をしても自分の人生。
自分の人生は一回きりしかない。

人生が終わるまで何度挑戦してもいいから、自分の心が信じる道に従い、大きな花を咲かせてみませんか?

経験ほど尊いものはない。

どんな体験であっても、絶対経験は自分の身になっているから。

きっとそれをすることで新しい道が開けて、今までの自分とは違う自分になっているから。


わたしも、DREAMという大会に挑戦して、心からよかったと思っています。

この文章の分量から見て撮れるように、7分間に、自分の想いを全部伝えるのには、相当苦労しました。

特に、この2つ目のメッセージを、上手く伝えようと、最後の最後までより良い言い回しで表現できるように、葛藤していたら、

舞台上で言いたいこと全部どこかへ飛んでいきました。



でも、一つ目のメッセージは、しっかりとみんなに届き、

「スピーチを聞いて、地熱のパンを食べたくなったよ!」

「地熱のことを知れてよかった!」

と言ってくれたのが嬉しかったです。

わたしは、より多くの人に地熱の魅力を伝えたいと思っていたので、一つ夢が叶いました。

実はこの最初のパートでさえ、
直前のリハまで、

メンターに本番で口パクしてもらおうかなーって言ってたくらい、全然頭に入ってこなくてボロボロだったのに、

舞台に立った瞬間、
何かが宿ったように、
スラスラと出てきたんです。

見ている人にも、きっとそのエネルギーは伝わったと信じています。

やっぱり舞台に立つのって、
どんな形であれ、楽しいなぁー!と
改めて感じました。

決して、完璧なスピーチではなかったけど、一番人間らしい、この表現が、

この舞台での一番良い形だったのかも知れない。

セミファイナルの未完成なパフォーマンスがあったからこそ、この文章が書けました。

スピーチと文章セットで、今回のわたしのDREAMは本当の意味で完成されます。


DREAMを見た人、そしてこれを読んだ人の中で、何か少しでも変わるきっかけになれたら…

わたしはそれだけで、嬉しいです。

東京に行けなかったのは、少し悔しい。

でも、奄美から帰ってきたままのエネルギーをぶつけた今回のスピーチを超えるものができたかどうかは、わからない。

東京でブラッシュアップされたスピーチをお届けするより、少しくらい不恰好がちょうど良い。

わたしは、DREAMの決勝の舞台に勝ち進んだとしても、勝ち進まなかったにしても、変わらず、自分の心が信じた道を歩んでいく予定です。

やりたいことや挑戦したいことがまだまだたくさんあるし、どうせわたしのことだから、人生のどこかのタイミングでやりたいことは実現すると思うんです。

その道のりは、曲がりくねったり、回り道をしたり、小休憩が入ったり、もうそれはそれは波がある人生だと思うけど、

そんな波も楽しい乗り方を教わったり、色んな人に助けてもらったりして、なんとか乗りこえていけると信じています。

だから、わたしは、絶対に未来は明るいんだと確信できるんです。

花のように美しく咲きたい。

鳥のように、羽を大きく広げて飛び立ちたい。

飛び立つのは、わたしだけではなく、
周りのみんなも一緒に。

それぞれの色の鳥が、
飛び立つタイミングはバラバラでも、
気づいたら、横一列になって、
一緒に飛んでいる。

そんな世界がすぐ来ると信じてます。

みんなにも、そんなわたしと飛び立つ仲間になってほしいです!

Let’s dream together!
これからも人生、楽しんで進んでいこうー!

読んでいただきありがとうございます❣️

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