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HIROとJOEスペシャルインタビューvol.2【二人の出会いと立ち上げ編】②

-スタジオのコンセプトを格好良さやスタイリッシュで通したかったのはHIROさんのダンス経験からですか?それともニューヨークで?

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HIRO:私がもともとHIPHOPで、それがニューヨークにつながっていて、ニューヨークスタイルを取り入れたいという、b-monster銀座店のコンセプト「ニューヨークのブルックリンの倉庫」みたいなイメージがあり、シンクロさせました。フィットネスらしさはお客さんには感じさせないけどフォーム等はインストラクターが正しい方法を知っていて、そのうえでパフォーマンスを上げていきたいと思っていました。

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JOE:最初のb-monster銀座店の立ち上げを成功したと言ってもらえるなら、あの箱はHIROがほぼ作ったんです。HIROが内装、グッズも担ってやってたんだよね。もう一つの成功の秘訣は、全部ダメ出しをされたこと(笑)。コテコテのフィットネスあがりのダサい俺としては全部がダメ出しで、正直、嫌になりました。そんな中で、俺の曲を2曲だけロックの曲は許可がもらえたんです。もともとロックが好きなんですけど、全曲はダメでした。

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HIRO:そう、まだ時期じゃないってね。今後、売れてきたらはあり得たけど、最初はb-monsterとはこういうものだってブランディングを守りたかった。だけど、元ボクサーというJOEさんのキャラクターを活かしたかったし、プロの部分を見せてほしかったので、JOEさんが選んだ好きな曲のうち2曲だけ採用しました。それをニューヨーク風にするから待っててと伝えました。2曲を浮き立たせるために他のジャンルの曲を入れましたね。

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JOE:一応クラブとかも行ってたけど古いんですよね。ニッケルバックとクリスブラウンを入れてもらったんだよね。だけど、好きな曲を流す場所も決められて、2曲以外に他に充てられた曲は全部知らねよって思ったよ(笑)。でも意地があるからもらった日から曲を体に染み込ませて、その後はボクシングのバックボーンで何とか振り付けを作ったって感じです。

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HIRO:演出家兼振付家として、こんな感じで仕上げて、ここでお客さんのボルテージをJOEさんのイメージを活かした振り付けをしてください、というオーダーに私のイメージを毎回超えてくるJOEさんは本当に凄かったです。

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JOE:でも何回もダメ出しくらって。「ここJOEさんは気持ち抑えて」って。

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HIRO:曲にあんたが上がったらだめ、JOEさんの声とトーンは抑えて。ここ、お客さんが勝手に盛り上がるから!ってね。

-JOEさんの「エブリバーディ」のとこ!


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HIRO:そうそう。曲にお客さんを引きずり込んでほしかったんですよ。

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JOE:当時のプログラムは自分たちではなくお客さんを気持ちよくさせるために作ったプログラムです。主役はお客さん

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HIRO:我々は曲とサンドバックだけで無になる空間を作るDJのような役割を狙っていました。お客さんのパフォーマンスを引き出すのが目的。

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JOE:勘違いしないでいられた。HIROに感謝だ。

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HIRO:お客さんとの会話を大切にしていたJOEさんのコミュニケーション力がなせる業ですね。

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JOE:個性を活かしてプログラムを全員で作っていたが、店舗が増えた時に、統率できなくなってきた。自分で作りたいって言った演出をお客さんが全部気持ち良くなれるプログラムが出来たのか、指導していました。

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HIRO:エンターテイメントになっていない自己満足の世界だと、プロを目指していた私としてはそのパフォーマンスでお金とれると思うなよ、と思ってしまいます。主役はあくまでお客さんで、曲、設備があっていかにお客さんが体を動かせるか、というプログラムが大切。

-HIROとJOEスペシャルインタビューvol.2【二人の出会いと立ち上げ編】③へ続く

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