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6/12 ロッテ-DeNA 勝負を決めた「ノースリーの牧」

こんちわ。
今回は面白い場面があったけど140字に収まらなそうなのでnoteにした、くらいのやつです。

ベイスターズ2点ビハインドの8回表。ピッチャーは西野。ワンアウト2,3塁から代打藤田を歩かせてしまい、満塁で4番牧を迎える場面。

実はこのマッチアップは2日前にもあった。ベイスターズ1点ビハインド、8回表ツーアウト満塁の場面で4番牧。押し出しも許されない場面で取りに来ると踏んでか初球からスイングをかけたが、西野がフォークを選択しサードゴロに打ち取られてしまった。

…という背景があってのこの勝負。西野の初球のフォーク、ストレートをひとつ外したあとの0-2からのフォークも余裕を持って見逃す。「打ちにきやすい場面で平気でフォークを投げてくるやつ」という印象はしっかり残っていての対応だろう。

カウントは0ストライク3ボールになる。
恐らく西野を相手に"唯一真っ直ぐを待ちやすい場面"だと牧は捉えたはずだ。佐野に代走を送っていて追いつくだけでは試合の勝機が薄い。(それでもバントしたのは監督ですが。)押し出し四球より、なるべく多くの走者を返せるようなヒッティングを常にイメージして立っているのは4番打者としてまともな感覚だろう。

牧はスイングをかけていく。ただ西野の真っ直ぐが真ん中低めにきてしまう。常に西野がフォークボールを落とすスポットと全く同じ。2日前のサードゴロもここのフォークを打った。少し迷いも出たか、結果最悪のピッチャーゴロダブルプレー。今日の実質的な敗戦の瞬間になった。

https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1535900532698533889?t=_tlH2lp8ujo0JufTqvXFAQ&s=19


…と考えながら見ると、「ただ満塁の3ボールでピッチャーゴロを打っちゃったやつ」とは違う見え方がするのでは。

4番打者として展開を読み決めに行くメンタリティと、常にフォークで徹底できる技術・腹の括り方。前後の勝負での影響で"割り切りきれなかった"(←こんな日本語あるのか知りませんが)牧と、日頃の戦い方と一昨日の火消しでその印象を与えられていた西野。最後も高さだけは守り、ゴロにした。

レベルの高い攻防でした。

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