[全編無料]データだけから見る #名古屋ダイヤモンドドルフィンズ @ 20-21シーズンオフ
Bリーグ私的データベースの管理人です。
試合はほとんど見れていませんが、データだけからチームを分析してみます。
今回は名古屋ダイヤモンドドルフィンズ編です。
一応値段を設定していますが、全編無料です。
■順位
西地区4位でした。
途中打ち切りとはいえ大幅に負け越していた昨年度を考えると、大復活と言えるでしょう。
そして次の目標であるCS出場のためには、もうワンステップ強くなる必要があります。
■チームスタッツ
全体的なスタッツとしては中の上、という感じでしょうか。スタッツから見ると順位は妥当と言えそうです。
特筆すべきは3P成功率の高さですが、攻撃力に結びついていません。じゃあ2Pが駄目なのかというとそんなこともありません(リーグ5位)。
問題は2P試投数の少なさにあります。とはいえブレイブウォリアーズのように2Pの代わりに3Pを乱れ打ちにしている訳でもありません。
おそらく原因はオフェンスリバウンドの少なさにあります(平均7.9 リーグ最下位)。トップのサンロッカーズとは1試合で6本もの差がついています。これは直ちに攻撃機会の損失につながるため、ここが攻撃力低迷の鍵になっていると考えられます。
じゃあリバウンドが取れないのかというとそんなことは有りません。1試合平均のディフェンスリバウンドはなんとリーグトップです。
リバウンドは取れるのにオフェンスリバウンドが取れず、
そのためシュートの確率はいいのに、攻撃力が足りない。
これを解決するのは選手層(戦略)ではなく戦術なのかもしれません。きちんと原因を究明できないデータ分析能力の不足を実感します。
■選手
・#10 レオ・ライオンズ
グラウジーズから移籍してきた外国人選手。
47試合で平均31分と出ずっぱりでした。
2P 57% に 3P 41%と素晴らしい効率でシュートを決めました。
レーティングでみても攻撃への貢献が凄まじいです。そもそも昨年もグラウジーズで素晴らしい活躍をしていたので、よくこの選手を引っ張ってきたなと思います。
もうすぐ30代半ばですが、まだまだ活躍してもらわなくては困ります。
・#2 齋藤拓実
昨年度レイクスで花開いたPG。ドルフィンズでもその能力をいかんなく発揮しました。
点を取れるPGという意味で非常に優秀で、平均12.5点取りました。攻撃効率も優秀です。
またアシストも得意で平均5.6はリーグ5位です。
その攻撃貢献はレーティングにもしっかりと表れています。
まだとても若い選手で、是非チームのコアになって欲しい選手です。
・#9 安藤周人
チーム5年目の若きSG。毎年スタメンで、常に大きな利得をもたらしてくれています。
その能力は今年も健在で、武器の3Pに加えてディフェンスにも秀でています。
このままチームにいてくれれば、しばらくドルフィンズのバックコートは安泰でしょう。
・その他の選手
#4 ジェフ・エアーズ
レイクスから移籍してきた外国人選手ですが、チームに大きな利得はもたらしてくれませんでした。
攻撃効率は非常に高いのですが、守備面で課題がありそうです。
とは言え昨年レイクスでは非常に優秀なディフェンスレーティングだったので、これはかなり誤算だったことでしょう。
チームの戦術にフィットしなかったのでしょうか。
ドルフィンズの課題であるオフェンスリバウンドの能力を持っている選手だけに、もう少しフィットするのを待っても良いのかもしれません。
#24 ジャスティン・バーレル
ドルフィンズ5年目の外国人選手。
攻撃効率は悪くありませんが、オフェンスレーティングは大きくマイナスです。
一方で守備での貢献は目覚ましく、相手外国人をきちんと守れていることを示唆しています。
30半ばの功労者の外国人選手。今後はどうなるでしょうか。
#32 狩野祐介
レイクスから移籍してきたSG。
今年度の3Pリーダーです。eFG%も驚異の66.8%でこちらも堂々の1位。ただアテンプトは凄く少ないです。
攻撃面では当然プラスなんですけど、守備面でのマイナスが大きく総合での貢献はマイナスになってしまいました。
でもレイクスではそんなことなかったんですよね。やはりフィットに手間取っているのでしょうか。
■来期に向けて
ドルフィンズを分析するにつれて、このチームの選手は非常に優秀であると感じます。
特に攻撃効率に関しては抜群だと思います。
なので余計に、戦術に問題があったのではないかと思えてなりません。
移籍前に守備のよかった選手が悪化したり、オフェンスリバウンドが全く取れていなかったりするのがそう思わせる理由です。
来期はHCが交代します。戦術の変更による成績向上に期待がかかります。
(というかドルフィンズは選手にしろHCにしろなんでこんなにレイクスから連れてこれるのでしょうか・・・?)
契約の継続がいくつか発表されています。
張本選手、中務選手、狩野選手が継続とのことです。
張本選手はベンチから守備で大きく貢献しており、引き続き期待したいです。
狩野選手も攻撃をそのままに、HC交代による守備戦術の変更でディフェンス力が戻るのを期待しましょう。
(5/26追記)
エアーズ選手とライオンズ選手が自由交渉となりました。
ライオンズ選手はただただ痛手です。エアーズ選手もHCの交代で守備改善の可能性があっただけに残念に感じます。
(5/29 追記)
バーレル選手が自由交渉となりました。外国人総入れ替えという決断になりましたか。
(5/31追記)
菊池選手、中東選手が継続となりました。
(6/6追記)
安藤選手が移籍となりました。辛い。
小林選手と齋藤選手は継続です。
齋藤選手は良かった。狩野選手と合わせてバックコートはなんとかなりますか。
(6/8追記)
木下選手が移籍しました。
アルバルクから須田選手を獲得しました。
(6/9追記)
エヴェッサから伊藤選手を獲得しました。
(6/14追記)
イーサトン選手を獲得しました。新外国人選手です。
(6/15追記)
クラーク選手を獲得しました。新外国人です。
(6/16追記)
シーホースからウィティングトン選手を獲得しました。
来期の主力予想(敬称略)
PG : 齋藤
SG : 狩野 / 須田
SF : 張本
PF : クラーク / ウィティングトン
C : イーサトン
日本人のスタメンは楽しみです。
新外国人選手に大きく結果が左右されそうです。
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