見出し画像

ピーター・ドラッカー氏のお言葉、、、と  その意味(理解と活用)

ピータードラッカー氏のお言葉の真意を知ったかぶりして正答として語るできませんが、自分の思ったような成果を挙げられない経営者、幹部、仕事をするすべての人たちへのコーチングで得られた原理をもとに紐解くことはできます。社内外で、絶対に無理と言われて、みんなが失敗していることを、全て成功させてきた中で見つけたポイントとあまりに一緒なので、真意はわかりませんが、ピータードラッカー氏の言葉をお借りして、説明していきます。
言っていることの理解で終わらずに、そこから自分の行動に繋げることで、なりたい自分、努力が報われる成果を出せる自分になりましょう。
また、リーダーと言われる人は、自分だけではなく、組織で求められている成果を出せるようになりましょう。個々の失敗があってもメンバーの努力を報われる成果に繋げられるのはリーダーだけです。
記事に乗っかる形で心苦しいですが、どんな困難な状況でも私が仲間のお力をうmなく借りることで成果を出し続けられている本質に触れているので、私なりの解説をしていきます。正答という捉え方ではなく、『ご自分が幸せになるために』という捉え方で、そのためにどう行動すればいいのかに思考回路を繋げていければと思います。

https://l.facebook.com/l.php?u=https%3A%2F%2Fkokoro-movie.com%2F2018%2F12%2F12%2Fpost-19736%2F%3Ffbclid%3DIwAR0O0p36IeeRaBDmIlC2W9RvMFg6-hNw6vwt6ngCyXvmlcmnjClWuiKoMsE&h=AT0dr3Kwpl5p6sBSaTNw0kNqu_xro3b9jpOdRT8tj-fs5XNyzLSJrFNhYP8P5xSX-yLx8C3nmGJew8XEttMDdbtoNj9_3WBESbCVutT6qZrXR2zI4W0gA8tPVsN8Bj2mcJvwfADkXw&__tn__=H-y-R&c[0]=AT2625FgBIlNqv1gQZ4UNga0pNKvOSnPhkbWapnfKY4YQDoMLWHudZXpsupndfa-3zBae-rygVAzPKbdqs_k9-0LFkuo0fC1i2QoLXDPwPMBRFEvZKooB2EnauPxInXkX7dbvvFwBvEMYaWxRdTjontxWF52jIZmdo5b3PkT34Qu_M4EHwl9Ou6OzqouYJQuclKaVM22FRXHvDX07JOFVUfNFBaJ26WzsHsJ

『できないことではなく、できることに集中しなさい』
ピーター・ドラッカーが残した言葉


(1)コミュニケーションで最も大切なことは、
   相手の言わない本音の部分を聞くことである。

→人は、自分の思っていることをそのまま言語化できないこと、しないことが多いです。マーケティングで質問形式で市場調査をするのが間違っていることも同じ意味です。目に見えているところだけで判断するのも間違える原因となります。泣いているから悲しい、無いていないから悲しく無い、なんてことはありません。その人しかわかりませんし、そもそも、その人も正しく自分を理解しているかどうかは怪しいものです。
自分の思考回路を訓練して、相手の頭の中の思考回路をトレースできるようになることが大切です。勝手な思い込みや想定外を置かないで、できるだけ多くの情報に反応できるようにしておけば、見えているものの元になることに気づけます。

(2)優れている者ほど、数えきれない間違いを犯すものであり、これは常に新しいことに挑戦している証拠である。

→これは、逆の言い方をする方がわかりやすいかもしれません。
常に新しいこと、今よりも外の部分への挑戦をし続けている人は、その瞬間瞬間での失敗は多くあるが、その結果として得られる成果によってのみ優れていると言われるところへ行き着ける。行き着けるというよりは、行き続けられると言った方が良いと思う。
成長したいのなら、挑戦しか無い。挑戦とは今できないこと、やったことがないことをやるという意味なので、失敗は当たり前。その失敗を検証し修正対応し、自分のものにできた時に成長となる。今まで見たことも無い風景がそこには広がっています。目先の失敗ではなく、その先にある成果を目指しましょう。
ファイトォ〜!

(3)「出来ないこと」ではなく、「出来ること」に集中しなさい。

→これは、上のものと矛盾するようで、難しいですが、、、
これまで多くの課題を抱える企業様で成果を出してきた経験でいうと、
「出来ないこと」への向き合い方が良くないのではと思います。
成長しない人、成果を出せない人、自分で自分を苦境に追い込む人、
これらの人に共通していることは、人間の本能の「やらない」を無識的に選択しているということです。
やらないを選択する時に一番多く出てくる言葉が、「出来ないこと」です。
出来ないことも、出来ることの少し先にあります。今まで一度もやったことも考えたことも、、、何一つ関係することがない場合でも、全てのことは、人の行動によるものなので、思考し、作業分解を徹底的にやると、出来ること(やれること、やったことがあること)と出来ないこと(出来ないと思っていること)の境界がわかります。そこで、具体的な正しい挑戦の仕方を見つけることができるのです。
挑戦すべき方向すらわからない時は、今できていることを、その作業、行為とその先にある結果、成果の意味を目的という視点で捉え直すとつながりが見えてきて、方向が見えてきます。求めている全ての成果は、求めるべき全ての成果は、その作業の先にあります。できなければ、違うやり方でやることもOKですし、そのできない理由を検証してできるにすればいいだけです。
目的を達成したいのなら、です。出来ることを、出来る範囲だけではなく、その少し先を目指してみましょう。

(4)すべての偉大な成功は、地味で面倒な事の積み重ねの上に成り立っている。

→はい、これは本当です。
赤字続き、不良がなくならない、年度目標は達成できたことがない、
目標は、毎年同じで、前年度の10%アップ、、、でも達成できない。
全ての成果は、多くの適切に分解された作業の集大成となっています。そして、一つの作業が完成されないと、最終成果に影響します。
ものづくりでいうと、「前段取り」→「本作業」→「後段取り」の3つがそれぞれ完成して初めて、成果を出し続けることができます。
また、最小分解された作業のつながりが最終成果となります。
小さな作業も、確実に行い、そこで求められている成果を出す。
一つ一つの不確実さは、そこでは大きな問題にならないかもしれませんが、最終的には、大きな問題になることが多くあります。
大きな失敗は、幾つもの原因が重なっていることが多いです。だから、全ての小さな作業も確実に行い、最終的には自分も周りも余計な作業を増やさないで楽に成果を出すようにしましょう。

後段取りには、成果に直結する本作業の結果の確認や、次の作業に向けた後始末の作業も含まれます。本作業そのものを検証することで、その作業のOK度合いを高めることができます。
プロのスポーツ選手が、基本動作をしっかりとやっているのはそのためです。どのような状態でも、その作業ができるようにするために何度も何度も訓練します。最終的には、頭で意識的に考えてやるのではなくて、無意識に行動できるレベルにまで持っていきます。仕事で、私たちが目指すべき姿は、0秒思考、0秒行動です。準備体操的に作業を行う場合は、いつもとの差異、違和感を感じることで、微修正し、正しい作業にしておきます。
大技テクニックの前に、基本動作を確実に完全にできるようにしておきましょう。
そのためには、仕事を「目的&目標(何のために?求められている成果)」→「全体像」→「全体フロー」→「業務フロー」→「作業フロー」と落とし込んで行き、自分たちのやっている仕事を最小分解した作業で捉えて、その作業を確実に実行(その作業で求められている結果を出すところまで)出来るようにしましょう。
ものづくりの世界では、5M+1E+1Mで定義したりします。
最小分解された全ての作業が確実に正しく実行されるには、その作業を構成するものが正しくなければいけません。ここで正しくというのは、誰かがもっともらしく言っている正答ではなくて、求められている成果をだすためのOKレシピのことです。その通りにやれば成果を出せるという作業定義です。そのOKレシピで規定されるのは、次の5つです。そして、その5つが、正しくても結果に影響を与える環境を考慮しておく必要があるので、別項目として環境(E)を定義します。5M+1Eです。ただ、この内容が全て良くても、うまくいかないことがあります。そのためのManagementです。
Managementは、管理とか、監視とかの意味ではありません。
仕組みと捉えるのが正しいです。
5M=Man x Machine    x Material x Measurement x Method
   人  x 機械や道具 x 材料     x  検査、測定    x 作業方法
OKレシピ=(5M+1E) x Management

(5)人間は自らが望む未来の大きさに合わせて、成長する。

→まずは、どうなりたいかをイメージしましょう。言葉だけの定義ではなく、映像でイメージしましょう。これは、企業立て直しで必ずやります。
個人の方へのコーチングでもやります。自分そのものに対して、自分が属しているいくつもの組織ごとに、どうありたいかをイメージしていただきます。
今のよく無い状況をいくら説明していただいても(それはそれで必要なのでやりますが)改善しません。どうなりたいか、を映像で定義します。
その時に、作業が正しくできている、というレベルで終わらずに、その時に作業者の表情、上司の表情、場の空気、その成果の提出先の人の気持ちなど感情を含めてイメージします。
映像でイメージするのは、感情を持たせることと、具体的な動作(行動、作業そのもの)をイメージさせることが目的です。
人は、知識だけで成果につながる行動はしません。
成果を出せない人は、具体的な行動とその結果となる状態の関係性が直結していません。感情を持たせることで、自分の心が動き、行動に芯が生まれます。よくやる研修では、3年後、5年後、どうなっていたいですか?今はどうですか?なぜそう思いますか?今、3年前に思った状態になっていますか?今3年前の自分に教えてあげたいことは何ですか?
頭で考えて行動するレベルではなく、無意識で行動できるレベルにまでイメージすることで、無意識に得られた情報もそのゴールに向けた処理と反応をするようになります。
まず、イメージしましょう。自分の幸せのために。みんなの幸せのために。
何にも考えないでいると、もったいないです。

(6)重要なことは明日何をするかではなく、今日、何をしたかである。

→はい、これも成果を出せない多くの企業で間違えていることです。
行動でしか、成果は出せません。そして全ての行動が求めているその成果につながっています。明日のために、明後日のために、求められている成果のために、今、何をすべきか、、、すぐ行動です。行動力ではなく、行動そのものです。
ビジネスにおいて、成果は絶対です。
トーナメント状態に見えますが、、、実は、総当たり戦でもあります。
毎日が実践のようですが、実は、毎日が練習でもあります。
何事も100%ということは無いと感じています。ビジネスにおいては、率の概念がとても重要です。今のお客様に売れなくても、そこだけをとって失敗と言われても、それは率の一つのデータにしかすぎません。その属性、あなたが価値として定義して売っているものが、そのお客様が価値として捉えていない属性の方かもしれません。
だから、考えをもって、その考えに沿った行動をするのです。
いますぐに!
で、うまくいっても、うまく行かなかっても、その結果と、それに至る行動と、その行動を決めた考え(理屈)のつながりと検証すればいいのです。
そのうちに、仮想課題や前提条件、制約条件などが頭に浮かんでくるようになります。そこまでくると行動しながら検証できるので、成果につながる修正ができます。
まず、今日、今、何を、どういう思い出、何を成果に期待して、、、行動する。です。

(7)これまでの実績など捨てなさい。自分の強みを過信した者は生き残れません。

→私は、実績を捨てる必要は無いと思いますが、成果を出せない人に共通していることは、自分の貢献度はほとんどないのに、ある成果を実績と信じ込んで何度も話ししていることです。全てのビジネスは、約束事なので、成果は絶対です。だから、実績は重要ですが、次に向かっていく上で重要なのは、その実績ではなく、その実績が出たストーリーです。
何をやったか、も大事ですが、もう一歩踏み込んで、なぜそれをやろうと思ったか?です。
やる作業だけで繋げていくと失敗します。
Aという作業をやって、その結果のA’に対して、Bという作業をやって、その結果のB’に対して、、、、
一筆書きのようにやることだけを繋げている方がいらっしゃいますが、
そもそもAをやったからってA'になるとは限りません。
その作業の流れとともに、A'にならない場合の課題を出しておくこと、それの対応を考えて適切な行動をすることが大事です。
強みは良いことですが、その上辺だけの捉え方をすると、その成果となる実績が成立しているその時の環境、条件を無視してしまい、失敗することになります。
実績ではなく、実績を出せた要因を正しく掴んで、いろいろな状況の場面においても成果を出せるように進んでいく。その成果は絶対という覚悟(と責任)だけを信じることです。実績と呼んでいる単なる結果やその時にやったことなどは、全て何かの前提に立っています。
実績を誇りに思って、成果を出すことの覚悟は、行動の源泉ともなるのでいいですが、単なる実績(特に昔は、、みたいな)は、現状分析による成果につながる行動をできないので、迷惑です。

(8)一番重要なのは、今ある人材と資産で何ができるかを考えることである。

→これも大事です。人は、「やらない」本能を持っています。生存本能として機能しており、大事な本能ではあります。
しかし、ビジネスの場で、とても重要なスピードに関して、完全に遅れをとってしまい、本来の成果を出せない状況に陥ります。
まず行動し、最適なストーリを探すことが成功させるポイントです。
これまでの日本初、世界初の商品開発で、最初から全ての環境が整ったものって一度もありません。逆に社運をかけたというプロジェクトで、全て揃えたうえでスタートしたもので成功したものを私は知りません。
これは、スタート時点で、全ての情報(ゴールまでの環境や影響度なども含めて)を知れることは無いからだと思います。
大きな捉え方でのストーリーは絶対に必要ですが、そのストーリーの確かさ検証と、進めて行く先々での状況の変化に対応できる選択肢の確かさがポイントです。まず、大怪我しない程度に用心してすぐに行動しましょう。
行動には、ストーリーを確定させるためのあたり検討も含まれます。

(9)不得手なことの改善にあまり時間を使ってはならない。自らの強みに集中すべきである。

→これは、不得意なことの定義が何かですね。
ゴールにつながるストーリーで、いろいろな課題を考えた時に最も有効なストーリーにおいて、不得意なことの克服が必要ならばやればいいと思います。相対的にその方が成功する確率が高いからです。
自分たちの強みを前提としたストーリーよりも確かさが上であるのならです。視座が低くて、進める人は、この不得意なことをやり始めると、その改善に目がいきすぎて、改善が目的となってしまい、本当の成果につながらなくなる方が多いです。不得意なことをやるには、他のストーリーと比べて確率が高い場合のみやるべきです。また、やっていく上でそれがうまくいかない時の第2選択肢を持っておきましょう。判断タイミングと判断基準を持って進めましょう。

(10)寝床につくときに、翌朝起きることを楽しみにしている人間は、幸福である。

→疲れている時や残業だらけで思うようにいかない時など、明日の朝を楽しみにすることが厳しい方もいらっしゃると思います。
でも、毎日いろいろなことが起きるビジネスの現場では、それらも含めて、対応していくことを楽しめるのは、確かに幸福だと思います。
少なくとも、自分だけでコントロールできないことがいっぱい起きる限り、その起きることに対して恐れて逃げていても解決にならないのは本当です。だから、起きること、全てに対して肯定してしまうことです。色々な失敗も起きるでしょうし、うまくいかないことも多くあります。肯定とは、その良く無い状況を、その方が良いということで、肯定するのではなく、起きること自体は、しょうがないということで、想定内にして、起きることは肯定しておきましょうです。よくいうのは、失敗が起こったら、みんなで笑えです。その失敗した人を、馬鹿にしていじめのように笑うのではなく、起きたこと自体を笑うのです。で、笑うことで、その瞬間に受け入れて、状況確認に入ります。その個々の状況がとても重要です。そして、すぐに行動しなければならない緊急度の高い暫定対応と、仮説を立てて、真の原因を解決するための恒久対策に分けて行動します。恒久対策の効果度を確認しながら次の手を打っていくわけですが、失敗も肯定するからと言って、いつまでも発生していいとは言いません。メンバーがやらなくていい苦労はできるだけ減らしてあげましょう。だから、起きた時にすぐに対応できる行動のスイッチが入っているようにしましょう。

(11)成功への道は自らの手で未来をつくることによってのみ開ける。

→成功は、行動によってしか得られません。そして、同じように見える成功、成果は、その時々で、環境、状況が異なります。いくらビジネス書を読んで、その通りにやってみてもうまくいかにことは普通にあります。その通りにできていない、それは、環境が全く同じでは無いからです。だから、自分で考えて、その失敗から原因を推測し、原理を見つけてそれに対する行動を行うことの繰り返しとなります。
(6)に書かれている今日、今、何をしたか、、、の行動が成功に必須です。

(12)何をしたらよいかではなく、自分を使って何をしたいかである。

→これは、ビジネスの場合、その会社や組織で、正しく経営できていない状態で多いです。確かにものすごく高学歴な方にも多い間違った考えでもあります。全ての行動には意味があります。それを意識しているか、無意識かに関わらずです。そして、多くの場合、自分一人だけで出来ることは限られていて、目的達成のためには、いろいろな人や組織およびツールなどを活用することになります。とすれば、目的を達成したいのならば、それを達成するために必要な自分の役割、他の人の役割を考えてみてください。
やることっていう目先の作業視点だけではなく、その作業の結果の目標とする状態を意識すれば、腹落ちした自分の役割のもとにやりたいことが見えてきます。
よく聞くのが、
何をしたら良いと思う?それは自分でやったらいいと思ったこと?
それをやりたいの?なぜそれをやりたいと思ったの?それをやると何が起こるの?何がいいの?
自分の意志(役割や全体像が見えた上で)が無い行動は、成果につながらないからです。

(13)高潔な品性をもってこそ、指導力を発揮し、多くの人の模範となりうる。

→指導力と言っているので、一般的には、リーダーとしてのあるべき姿を言っているわけですね。
高潔な品性がある方が、指導力も、メンバーがついていきやすいこともその通りだと思います。とすると、リーダーは何をすれば高潔な品性を持てるのか?にぶち当たることになります。高潔でないのでダメだと思ってしまいます。日本語でいう高潔は、人間性そのものを言っているので、厳しく考えてしまいます。
正答にはならないかもしれませんが、チーム、組織を立て直してきた経験からリーダー育成コーチングでお話ししていることをご紹介します。
それは、リーダーは、その組織(グループ)で求められている成果に対して、実直に、本気で、覚悟を持って実現させることを誰よりも考えて、誰よりも突き進んでいける人であればみんなからの信頼を得られるということです。信頼を得られるということは、成果に向かってみんなの努力を集約していけるということです。
つまり、リーダーとして意識するのは、みんなの努力を絶対に成果に繋げる覚悟と諦めない行動が必要です。みんなが諦めないような環境を作って、誰一人見捨てないで、ゴールまで一緒に走り抜けるように行動できることが大事です。自分の見栄のために、社内の競争だけのために、というのが見えてしまうと指導力は発揮できません。発揮できないというよりも指導力そのものがないです。困難な課題、環境があっても誰かの失敗でチームでの成果が出ないということが無いようにして、チームで全員の努力が報われるように行動することを言います。失敗してもそこで止まらないことが大事です。

(14)どんな人でも努力すれば、“それなりの能力”は身につけることが出来る。そして、この世で成功するためには、“それなりの能力”があれば十分なのである。

→能力は、その役割を全うできる程度に身につけていれば大丈夫です。全ての分野で能力が完璧でないと行けないということはありません。
で、それなりの、というのは、低くて良いというわけではなく、その個別の案件(仕事、作業、プロジェクト、役割、、、)における要求レベルに対して、対応できる程度で良いという意味です。今持っているではなくて、成果を出す過程で身に着けられる程度に基本の能力があれば大丈夫です。
目的と目標を理解できる。そしてやることの前に、自分の役割を理解できる。そして、その全体像(関係する人や組織、そして個々の作業)をイメージできて、全体像→全体フロー→業務フロー→作業フローまでつながっていることを理解できれば大丈夫です。
そして、作業です。作業は、やりながらで上げていくことができます。
理解する努力と、必要な作業能力をしっかりとイメージしてゴールの時間軸を有効に使ってスキルを上げて(失敗を克服する)、成果を出すことで大丈夫です。

(15)真摯さはごまかせない。

→真摯さとは?、、、
仕事をする全ての人に求められていますが、特にリーダーに求められていることです。
真摯さってなんでしょうか?
「ひたむきに誠実にことにあたる」といいますし、「仕事上の真摯さ」と「人としての真摯さ」と分けて考える人もいるでしょう。
もともと、
「真摯さ」の一般的な意味「真摯さ」を日本語の辞書で調べると、「ひたむきに、誠実に事に当る様」といった意味が出てきます。
ひたむき、誠実、抽象的な言葉で解説されているので、わかったようなわからないような、、では無いでしょうか?
私は、ビジネスを中心に絶対に成果を出せる人や組織作りをサポート(コーチング)してますので、ビジネスに関してご説明すると、、、
どうすれば成功するか、を考える時に、
どういうことをやれば絶対に失敗する、
どういうことをやらなければ絶対に失敗する、
という考えがとても重要です。
キーワードは、目的、目標です。
ビジネスは、その仕事は、、、何のためにあるのか?やっているのか?です。
とすると最終的にお金を払ってその価値を買うところになります。
とすると、その期待されている価値を実現することに真摯さが必要なのは、絶対ですよね。お客様との暗黙のうちのお約束ですから。
としたら、言葉で言われなくても、だれから指示されなくても、
望まれている価値を確かにご提供する、ここに行きつかなければなりません。だから、その価値を、価値の定義をいろいろと考えて、より多くのものを実現することに一生懸命になるのです。
誰かのために、、、ここが出発点なので、これが無いと、その行動が、その表情が、その言葉使いが、そして自分の作業の成果が、全てダメな方向になります。

ここで、もう一度、この文面を見てみましょう。
真摯さは、ごまかせない。
いきなり、「真摯さは、」と来ています。
つまり、「真摯さ」ありきの文章です。
真摯さは、必須条件であり、それを満たしていることは、誤魔化しようが無いといっています。
わかりやすいと思うので、ビジネスでお話ししますが、全てが約束事で繋がっているビジネスでは、それに応えることを前提にしています。(もちろん、条件なども含めて合意の上で、です)
お客様との間では、見える形のものが思い浮かぶかもしれせん。
仕事の段階まで分解してみると、全体の中での役割、次工程へのつながりをもとにした求められているアウトプット、暗黙のうちの合意が、とても重要です。
だから、それらの根底にある真摯さは、全ての行動や言動、反応、に出てくるのです。
弊社は、どんなことがあっても成果は絶対として活動しています。
(どんなことがあっても、ってとても危険な匂いを感じるかもしれませんが)
そこでコーチングでは、how to do、what to do、などのティーチングに近い「やること」視点でも対応しますが、それよりも重要視しているのが、この真摯さです。
その行為、作業、役割、、、その意味と意義をご納得いただけるまで、いろいろな例でお話しして、思考回路につながりを形成していくことにしています。
真摯さ、今の表情、言葉、反応、行動、、、それらの意味は?と考えて、真摯さ、つまり自分がやるべきこと、その結果、相手が喜び、自分も幸せを感じられるのかどうか、ちょっと考えてみませんか?
そのヒントを掴んだら、ごまかせないって言われている真摯さのレベルアップを図れていることに気づくはずです。
ここまでお読みいただけた方は、真摯さ、ってビジネスだけじゃなくて、生きていく上で、幸せに生きていく上で、全てに当てはまるんじゃないって思えたのでは無いでしょうか、あらゆる場面で、やること、やりたいこと視点だけではなく、真摯さって言葉を思い出して、みてください。

真摯さ
ご自分が、幸せになるためのキーワードリストに入れておきましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?