八首「魔女とみずいろ」
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52316304/picture_pc_a0d9679b9d9f1385699925d3921b6501.png?width=1200)
みずいろのまぶたの少女を詩と呼んでここから夏の始まりであれ
その青きネイルに触れらるる氷にも通わぬか青き電流
海色の匣が喉の奥にありまなざされては燃えているのだ
底のない夏にいるんださみどりの夜のひかりが絡まる道で
はつなつの真珠のように呼びかけて光降らせる夜の海岸
鱗をいろくずと読み、お互いがいつか彩屑になる日の話
もう生まれ変われませんね 魔女のあらゆる純粋に鴎来るよう
みずいろはみずいろのまま朽ちる少女を永遠と呼ぶレトリック
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?