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【初心者診療所】相手の混一色から身を守ろう

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立直から身を守ろう

立直に対して降りるのは、相手が「立直」と宣言してから考えても間に合いますが、では立直が来ない鳴きの混一色から身を守るにはどうしたらいいでしょうか?

大切なのは、自分の手牌と天秤にかける事です。この記事は、自分の手が悪い時の混一色対策になります。

混一色対策①
序盤に混一色かどうか見極めよう

例題です。東一局南家。
まず自分の手牌(3順目)がこちら

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下家(右側)の捨て牌がこちら

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序盤は19字牌の切り出しが普通です。
しかし、真ん中の牌(3~7)を切ってきた時は何か役を狙っています。
七対子・チャンタ・混一色等がありますが、一三萬を切っているのでチャンタはなさそうです。

下家が発をポンしました。混一色の可能性が高くなりました。

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混一色だとすればドラの筒子であり、確実に満貫以上になりそうです。

⑧筒をツモ。ここで問題です。
この手牌で下家に勝てますか?

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ほぼ勝てません。なので、発を鳴かれた瞬間に守備に切り替えましょう。下家の混一色にはチーさえさせないのが守る為の第一歩です

オススメは79索切りです。まだ混一色とは断定出来ないので、混一色を否定された時は一三萬を切れるように残します。

混一色対策②
何枚目の字牌を切ったかで危険度をチェック!

中盤、下家が①筒をポン。

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捨て牌がこちら

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(発をポンして9索、①筒ポンして白)
(5索、七萬はツモ切り)

見るべきポイントは切った字牌が何枚目か?という所です。
切られた段階で南は3枚目、白は1枚目です
この場合、南は重なりにくいので不要だが、白は重なっても要らない程筒子が揃ってると読む事が出来ます。

さて、上家の親が1枚目の東を切りました。
4枚目の南ツモで何を切りますか?

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答えは東

東が安全なのはこの瞬間だけですが、4枚目の南はいつまでも安全牌です。他の人と同時に字牌を切る事で、字牌で振り込む可能性を少しでも下げましょう。

混一色対策③
混一色と戦う人も警戒しよう!

さて、ここで気に掛けるべきは親です。
2鳴きした下家に対して1枚目の東は中々に危険な牌です。よく見ると下家が鳴いた①筒も親が捨てた牌と解ります。
(下家から見て対面は上家の親)

つまり、親は混一色の下家に対抗できる手牌だから①筒や東を切ったとも考えられます。

麻雀は4人でやるゲームです。
1人の仕掛け・立直に対して他2人がどんな反応をするか観察しておくと、守備力が一段と高くなります。

混一色対策④
捨て牌に混一色牌が溢れてきたらテンパイ信号!

11順目、下家が⑨筒を切りました。

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(東手出し、8索ツモ切り)

下家はほぼ確実にテンパイしています。

一方、混一色に強気な親の捨て牌は

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(①筒はポンで下家へ)
(東・8索はツモ切り)

立直をかけて来ました。

さて、何を切りますか?

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答えは2索(または南)です。

ツモった⑦筒は親には通りますが下家に危険です。南は全員に通りますが、対面の動向を見てからでも遅くありません。
2索対子落とし→南→八萬の順で降りつつ、安全牌が増えたらそれを切りましょう。


まとめ
降りると決めたらしっかり降りる
半端な手牌から攻めないこと

降りようと思った時に限って、手が進むのはよくある事です。そんな時に「やっぱり攻めよう」なんて考えたら確実に失点します。

麻雀は押し引きが9割、なんて本が出る位に降りる降りないの判断は重要です。しっかり降りきれるようになる為にも、周囲と自分の手牌をよく観察しましょう。

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