見出し画像

それいけ!ダイミンカン!

ばーいばーいきーーん(放銃)


……というのが今回のnoteの内容です。わかる人にはこれで通じてしまうのですが、今回は「なぜ大明槓は失点しやすいのか」について
大明槓のメリットとデメリットを解説します。

大明槓(ダイミンカン)とは

自分が3枚持っている牌を他人が捨てた時に「カン」と宣言するのが大明槓。
ポン同様、捨てた人の方向の牌を横向きにして卓の右下へ晒す。その後に嶺上牌から1枚ツモって捨てる。更にドラが1種類増える。
(増えるタイミングはアプリやルールによる)

画像1

大明槓のメリット
①ドラが増える

やはりこれにつきます。例え役牌のみの手であっても、一瞬で満貫になる夢が見れます。

画像2

大明槓のメリット
②点数が増える……かも。

麻雀の点数は役と符で決まります。符計算がわからない人向けに説明すると、一九字牌の大明槓は点数が増えます。中張牌(2~8)で大明槓するとたまに点数が増えます。

但し、満貫以上では増えません。
3翻以下の手なら30%位増えます。
画像では2000点の手が2600点になりました。

画像3

大明槓のメリット
③ツモ回数が増える

地味なメリットですが侮れません。特に聴牌している時の大明槓なら、嶺上開花という役を狙うチャンスでもあります。和了り牌がいる事を祈りましょう。

自分にドラが増えて、手牌の価値も上がる。更にツモの回数が増える。
ではどうして失点に繋がるのでしょう?

大明槓のデメリット
①全員のドラが増える

麻雀は4人でやるゲームです。増えたドラが自分だけに乗るなんて都合のいい話はありません。大明槓で増えるドラは4枚。平均すると自分に1枚相手に3枚のドラが増える事になります。例え自分が先に聴牌していても、ドラが増えた他家は確実に攻め返してくるでしょう。

大明槓のデメリット
②自分以外の裏ドラが増える

立直して和了ると、裏ドラが表示されます。そしてカンドラの裏も表示されます。
しかし、自分は大明槓をしているので立直をかけられません。

自分がカンドラで満貫になっても、裏ドラやカン裏ドラを狙って立直をかけられたら……
後はご想像にお任せします。

画像4

画像5

大明槓のデメリット
③全員に情報を晒す

自分が同じ牌を3枚持っている。これは大事な情報です。他の3人はそうとも知らずに、山にあると思ってツモっているのですから。

それを大明槓するとどうでしょう。その牌を使って面子が作れない事が全員に知れ渡ります。手牌を作り直したり、和了りを諦めて降りる準備をされるかもしれません。自分しか知らない事は、教えない方が勝てます

大明槓のデメリット
④安全牌が消える

大明槓は他3人に対して
「スマブラやろうぜ!」
って言うようなものです。将来安全牌として使えたかもしれない3枚を晒してしまう事で、放銃率は確実に上昇します。

さて、それでも大明槓をやりたい方へ。
以下は大明槓の取り扱い説明書になります。

正しい大明槓の条件
①鳴いている

同じドラでも、全員に見せるカンドラよりは自分だけ見れる裏ドラの方が有利です。
門前から大明槓するよりも、まっすぐ立直を目指しましょう。大明槓をする時は、鳴いて立直が出来ない時です。

大明槓の条件
②聴牌している

カンして嶺上牌でツモ和了りすると1翻増えます。稀ではありますが可能性は0ではないので、聴牌しているなら大明槓もありです。

大明槓の条件
③他2人以上が鳴いている

怖いのは大明槓以降の立直です。確実に満貫以上だと思って下さい。その可能性を下げる為にも、他3人の内2人以上が鳴いている時の大明槓が良いでしょう。

大明槓の条件
④3翻以下

大明槓ではドラが乗らなくても打点の上昇が見込めますが、それは3翻以下の話です。
仮にドラが1枚増えたとして、4翻から5翻では全く変わりませんが、3翻から4翻では倍になります。手牌の価値をしっかり考えてから大明槓に挑みましょう。
一九字牌での大明槓を推奨します。

大明槓をするには、ここまで条件が揃っていないと難しい行為です。

負けてもいいからドラを増やして楽しみたい。それはそれでいいのですが、大明槓はゲームバランスをぶち壊す一手だと自覚しましょう。大明槓で喜ぶのは、3人の内勝った1人だけです。


用法容量を守って、楽しくカンを使いこなしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?