配牌は18枚
今回のテーマは「配牌で諦めてはいけない」です。
配牌が悪い。字牌が多い。だからといって、最初から字牌を抱え、面子候補を壊し、毎回ただ降りるだけでは点棒は減る一方です。
まっすぐ手牌を育て、立直をかける。相手を降ろす事も放銃を減らす手段の一つです。
①立直はすぐにやってこない
これを読んでる方に質問です。
相手の立直、だいたい何順目なら来ますか?
ダブリーなんてそうそう見ないはずです。
2順目3順目の立直も珍しいでしょう。
何順目なら立直が来るかもと思えますか?
概ね捨て牌の二段目(7~12順目)が最も立直のかかりやすい時です。逆に考えればそれまでは比較的安全ということです。
配牌から立直を恐れて守備的になる必要性は全くありません。
配牌は13枚+5枚
トランプの大富豪をイメージして下さい。
カードが配られた後、富豪と貧民でカードを交換しますね?富豪はより強く、貧民はより弱くなりますが、運良く4枚重ねたら立場を逆転する事ができます。
麻雀でいう序盤のツモはこの交換です。逆転の可能性があるのに、わざと強い数牌(3~7)や24といった面子候補を捨ててしまえば永遠に大貧民です。
配牌の平均シャンテン数(テンパイまでに必要な枚数)は3.5と言われています。最悪の手でも6シャンテンです。どんな配牌だろうと、6順目までに立直をかけられる可能性があるんです。諦めなければ。
1~5順目までは自分が和了る可能性を追いましょう。
立直への最短距離を走る為に
字牌を切れ。そして字牌を切れ!
それでは、和了りへ向かう為に何を切るべきか考えましょう。必要なのは面子です。
字牌が1枚あっても、面子になるには同じ牌を二度引かなければいけません。確率でみれば大体1/40を二度引く計算になります。
しかし、数牌ならば同じ牌だけでなく、その周囲の牌を2枚引けば面子になります。
例えば配牌で筒子が1枚もないけど、1順目に⑥筒をツモった。何を切りますか?
ここで八萬や89索を切ってはいけません。
⑥筒ツモ切りなんて絶対ダメです。
麻雀はまだ始まったばかりです。萬子や索子には一通の可能性があります。筒子が配牌にないから筒子を使ってはいけないルールとか存在しません。ドラは⑤筒です。⑤筒をツモればこの手は強くなれます。諦めないで字牌を切りましょう。
安全な字牌は中盤に引けばいい
さて、字牌を切っていくと手牌が良くなり、8順目に字牌を引きました(2枚見え)。
ここで何を切りますか?
ここで北を切るのはオススメしません。
六萬が良いと思います。
先程述べた通り、中盤以降は誰が立直をかけてもおかしくありません。ポンやチーで聴牌を目指す人もいます。この手牌は二萬や六萬を引くと平和が消え、立直のみになります。しかもそれぞれ自分で2枚使っているので、ツモる可能性も低く、聴牌時に出ていく五萬や六萬は安全とは言えません。
そこで、立直のタイミングで放銃を減らす為に字牌を持っておきましょう。
字牌は7種類あります。配牌から全部切っていったとしても、約1/5でもう一度引いてきます。字牌を抱えるかどうかの判断は、18枚の配牌を使いきってからでも間に合います。
もしも、1順目で字牌を残していたら……
聴牌を逃していたでしょう。
1面子を逃すという事は、自分だけが5面子作るゲームという事です。先制立直は不可能でしょう。字牌の対子を逃した所で、2枚目を安全牌として使えばいいだけです。
字牌を切れ。以上だ。
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