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【初心者診療所】5枚麻雀で考える面子と雀頭の作り方

初心者に麻雀牌は多すぎる

初心者が麻雀を覚えるのが何故大変か。役が難しいから、呼び方が難しいから、じゃないんです。牌が多すぎるんです

麻雀牌は34種もあります。手牌は13枚もあります。どんな麻雀アプリもこの原型を崩す事はありません。初心者の努力に依存しているのが麻雀の悪い所でもあると考えます。

5枚麻雀

ここでは、筒子(ピンズ)の9種類を使って、1面子(3枚組)と1雀頭(アタマ・同じ2枚組)を作りましょう。
まずは①~⑨までの牌を、筒を数えなくても分かるようになりましょう。出来たら下へと進んで下さい。

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配牌の4枚です。⑧筒(ピン)が雀頭で出来ていますので、①筒か④筒を使って面子を作りましょう。

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①から出来る面子は①①①と①②③の2通りしかありません。しかし、④から出来る面子は④④④、②③④、③④⑤、④⑤⑥の4通りあります。端っこの牌(1・9)よりも真ん中(3~7)の方が便利です。

②筒をツモりました。①筒と④筒のどちらを切っても同じ③筒待ちになります。

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しかし、④筒にはここから先の可能性がある事を覚えて下さい。

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⑤筒をツモりました。これで②筒を切って③⑥筒の両面(リャンメン)待ちです。

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③筒をツモって和了(あが)りました。
このように、形によって①②≦②④<④⑤と面子の作りやすさに強弱があることを覚えて下さい。

もう一回配牌からやりましょう。

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今度は雀頭がありません。しかし⑤筒か⑦筒をツモれば面子が完成します。

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一見不要そうな⑨筒です……が、雀頭がない時はこの繋がりも大切にしましょう。ポツンと浮いた①筒を切ります。

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⑦筒をツモって面子が完成。テンパイです。
ここで④筒を切ると⑥⑦⑧+⑨と⑥+⑦⑧⑨で⑥⑨筒待ちになります。

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4枚以上繋がった牌には複数の分け方があります。練習を重ねて覚えていきましょう。

それでは練習問題です。
何を切ったら何待ちになりますか?

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2(答えは2通り)

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3(答えは2通り)

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ここからは上級問題です。
よく考えてみましょう。

4(答えは3通り)

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5(答えは3通り)

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たった4枚の組み合わせでも様々なパターンがあります。これが萬子・筒子・索子の3種類で同時発生する訳ですから、初心者の頭がパンクするのは当たり前です。
そうならない為にも、少ない枚数での練習が必要です。

麻雀牌は最強の教科書

5枚麻雀なんてアプリは存在しません。
市販の本にも書いてありません。
これが出来るのは麻雀牌だけです。
欠点はジャラジャラと大きな音が出る事ですが、最速で上達したいなら中古でいいので、購入をオススメします。マットも併せて買いましょう。

次回は、索子と字牌(風牌)を加えた22種類で8枚麻雀をやりましょう。序盤に切るべき牌が分かるようになります。




問題の答え


①筒切りで③⑥筒待ち

③筒切りで⑤⑧筒待ち
⑤筒切りで③筒待ち

④筒切りで①⑤筒待ち
⑤筒切りで③⑥筒待ち

①筒切りで②⑤筒待ち
②筒切りで①④筒待ち
④筒切りで②筒待ち

⑤筒切りで⑦筒待ち
⑥筒切りで⑧筒待ち
⑧筒切りで④⑦・⑥筒待ち

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