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FF7R_INTERmission ユフィ編の感想

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FF7Rユフィ編のネタバレあり。シェア禁止範囲に関する話はなし

やる前に文句が言いたい

写真 2021-05-01 10 12 29

運よく発売日までにPS5を手に入れることには成功

昨年に発売された「FINAL FANTASY VII REMAKE」がPS5へのアップコンバート「INTERGRADE」を実施するとともに、ダウンロードコンテンツとして「INTERmission」と名付けられたユフィのエピソードが配信されることとなった。まず文句を言いたい、なんでPS5専売なの???????
ハードウェアの販売戦略なのか、それとも本DLCがもともとPS5用にしか開発をしていなかったのかは、私にはわかりかねるが、完全版どころか分作のくせに新しいハードウェア買わないとDLCできないとかどんな判断だよ。田舎住まいでヨドバシの実店舗に行くのも昨今の事情から憚られる中、近所の電機屋の抽選販売に運よく当選し、発売日までに手に入れることができた。

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そして来る6月10日。PS4のDL版を購入していた私は日付が変わった瞬間にINTERGRADEおよびINTERmissionのダウンロードを開始し寝た。DL後にゲームハブのアイコンに選択を移すと、右下にサボテンダー型の手裏剣が「¥1,078」という数値ともにポップしてきたが、見なかったことにしよう。1.18MBの武器データに1,078円って誰が買うんだこれ。PS5デジタル版の予約特典らしいけど、PS4版からアップグレードした人には予約特典もへったくれもないから本当に意味不明。

FF7R INTERGRADEの引継ぎと機能追加について

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PS4版でセーブデータを1個ずつアップロード→PS5版でダウンロード

セーブデータの引継ぎはちょっと面倒だった。理由としては
・PS4ではすでにFF7Rをアンインストールしており、PS5に引き継ぎ済
・そのため、PS5でPS4版を起動する必要がある
・ゲームハブでのアイコンは最後に起動したバージョンを開く
 (PS4版を起動すると次ハブのアイコンで起動するとPS4版になる)

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内部的にはINTERGRADEとPS4版は違うゲームとなっている

同じ本体に異なるバージョンのゲームがインストールされており、そのため異なるバージョンを開く際にPS5だけだと面倒なので、PS4版で遊んでいた人はPS4側のゲームデータを消去しないことをおススメする。ゲームデータを消去する場合はINTERGRADEへの引継ぎをすべて終わらせてから。おじさんとの約束だよ!

なんとかChapter17の神羅バトルシミュレータ前のトロコンデータだけを引き継いでおいた。ちなみに本編で追加されたコンテンツはクリアできていない。クラウドの操作さえほぼ忘れてしまったので、あの追加ボスは現状倒せそうにない(後日挑戦します)

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PS5版へのアップグレードにあわせて、ゲームの解像度が4Kに対応した。画面の描画については「30fps固定で4K解像度優先」のグラフィックモードと「60fpsを優先」するパフォーマンスモードの2種類の設定が可能。デフォルトがパフォーマンスモードとなっており、特にユフィ編はゲームスピードが速いので、こちらのモードでプレイすることをおススメする。

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ムービーシーンでのフォトモードは、明るさと色調のみ変更可

これは個人的に欲しかった機能だが、フォトモードが追加された。プリレンダのムービーおよび一部場面を除いてほぼ全域で起動することができ、起動方法もポーズ→□で戦闘中も好きな場面で写真撮影をすることができる。調整可能なのは「カメラの位置」「画角」「傾き」「カラーフィルター」「露出」で、必要最小限を備えている感じ。また、ムービーシーンではカメラの位置調整がロックされ、フィルターと露光だけが調整可能となる。ムービーシーンにも対応しているのが正直驚きだった。

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パーティメンバーを非表示にすることもできる。

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バトル中の写真例。カメラを寄せて全身を撮るのは不可能

カメラについては、デフォルトが割と遠く高い位置にあるため、真正面からキャラにカメラを寄せることが難しく、ローアングルからアプローチをすると近づきすぎるとキャラが消えるようになる。たぶんティファのえっちフォトを取らせないようにするためだと思うんですけど(凡推理)

FF7R INTERmission ユフィ編について(あらすじ)

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本題に入ろう。
CCFF7の時代に神羅に制圧された東洋ライクな国、ウータイの五強聖を束ねるゴドーの娘であるユフィは、本家アバランチと協同し、ミッドガルの内情を探る密偵として7番街スラムにたどり着く。大きな目的としては神羅の軍事研究(彼女の興味は専らマテリアなのだが)を暴きウータイと神羅との戦闘に有利となる情報を得ること。

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今回ユフィの旅に同行するのが、先んじて本家アバランチと合流していたウータイ出身のソノン、ユフィの父ゴドーの師事していた棒術使いである。ゴドーの弟子なのに初めましてなんだね。

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本家アバランチのメンバー ナヨ なんだこのファッションは

ストーリーの詳細は伏せるが、このストーリーの時系列として、本編メンバー(クラウドたち)が伍番魔晄炉の爆破作戦に出発し帰ってくるところ(Chapter5~Chapter7)までを一章、神羅が七番街プレートを落とすところ(~Chapter13)までを2章とした全2章構成となっている。全編を通じて、ユフィが神羅に対し対立感情を強めていくエピソードとなっており、ユフィのFF7本編および後日譚(DC)における行動の動機付けをより強化するものとなっている。

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Chapter1ではユフィの16歳のおてんば娘といったコミカルなキャラ付け、そして道中ではサクソフォーンが主旋律を担当する軽快なフィールド曲といったゆるい感じを出している一方、敵の本拠地に潜入したChapter2では一転し重々しい展開となっていく。個人的にはもう1章くらいつけて欲しいところだったが、ユフィたちは本家アバランチの思想と(表面上)同調している以上、神羅と表立ってドンパチともいかなかった分仕方がないかと思う。

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プレイ時間は2周目HARD+全コンテンツ制覇で20時間程度

プレイ時間については、サブコンテンツに時間をかけてしまったり、フォトモードにこだわってしまったりで、結局20時間ちょっとかかってしまったが、ストーリーの分量としては1周6時間程度で終わる。

FF7R INTERmission ユフィ編について(バトル編)

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ユフィ編のバトルを簡単に表現すると「ハイスピード・シノビ・アクション」
本編のクラウドたちとは異なり、ユフィひとりで全距離の攻撃に対応しているのもあり、手数や攻撃手段が豊富で、かつめちゃくちゃスピーディ。本編は早いキャラといえばティファだが、それを上回る。FF7R本編の操作を忘れても、こっちの操作は問題なし。もはや別ゲームに近い感触で、個人的にはめっちゃ楽しかった。

△ボタンの固有アクションが手裏剣投げで、手裏剣を投げている間は魔法(忍術)で遠距離攻撃ができ、また手裏剣投げ中に再度△を押して手裏剣を回収すると、FFXVのノクティスのようにシフトブレイクができる。また、各技にぞくせいを付与することができるアビリティや、ATBの消費量に伴い威力の上がる攻撃を持っていたりと、とにかく万能。おまけに相手の攻撃をジャスガするとダメージが無効化にできる上、本編だと非常に回避が難しいような技もデコイを出して回避することができる(おまけにATBまで回復する)。もうユフィひとりで星救っちゃいなマジで。

仲間のソノンは非操作キャラで、基本的には勝手に動いているのだが、こちらでL2を押すことで「連携モード」に入ることができる。連携モードではソノンはユフィを守るように動き(かばったり、吹きとばされたときに止めてくれる)、またATBを消費して強力な連携技を繰り出したり、ユフィと二人でハイスピードダイナミック餅つき(詳しくは自分でプレイして確かめてくれ)することができたりする。また、ユフィが戦闘不能になると自身を犠牲にユフィを蘇生させてくれる(そせいマテリアは一個だけ育てればいい!楽)
ただ、連携状態ではATBがたまりにくく、非連携状態では思いっきり前線をはるので、放っておくと結構戦闘不能になるのが玉に瑕。連携と非連携を使い分けることが大事となってくるが、基本的にはボス戦は連携しておくといいかも。って感じでした(やりこみが足りない)

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結論として、FF7RのアクションRPGとしてのアクション性を高めたのが今回のユフィ編だと言える。気になるのが、これユフィを本編メンバーに合流させたときに同じ調整だと100%ユフィに全部戦わすくらいアクション性が違うので、そこをどう調整していくのか気になるところ。

FF7R INTERmission ユフィ編について(その他)

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コンドルフォートは突如ミッドガルで流行したミニゲームとして実装

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本編にもあったクラッシュボックスも

DLCのミニゲームとして、タワーディフェンスゲームとして「コンドルフォート」が実装。また、本編にもあったクラッシュボックスも実装された。おそらくコンドルフォートは目玉コンテンツで、HARDモードのスキルブックの取得要件だったり、トロフィーの条件だったりと何回もやる必要がある。日頃タワーディフェンスゲーをやらない身としては、コンドルフォートがどの程度の面白さかというのは正直判断できないので、やった感想としては、拮抗した条件でやれば結構面白いんじゃないかなと思う。高性能なユニットは出撃コストが大きく、低コストなユニットは弱いといった当たり前のバランス。各ボードにそれなりの個性があったのもいいと思ったが、ゲーム内では結局最後の敵に勝つために速攻戦術による運ゲーにすることしかできず、いまいち遊びきれなかった印象が強い。DLCのためだけにこのゲームを作ったわけでもないと思うので、今後続編でもやることになるのかな。

クラッシュボックスについてはノルマが厳しいのと、個人的に苦手なFF7Rのロックオンシステムに悩まされて1時間以上やってた。もうやりたくないです。

余談

こっからはごく個人的なコメント。クリア後の人向けです。

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・PS StoreのDLCのアイコン
崩壊したミッドガルの夕日をユフィとソノンが眺めてるやつ、詐欺サムネやんけ。本編にあんなシーンねえよ。。。

・コンドルフォートがミニゲーム化
続編でヒュージマテリア争奪戦のコンドルフォートがなくなるって…コト?まあ普通に連戦とかになりそうですね。

・かめ道楽のイベント
オリジナルのFFVIIだと全土で6枚だったけどミッドガル(どころか七番街スラム)で消化してしまっているので、これは今後の文作で、各地でやる感じのイベントになるのでしょうか。

・ユフィとソノンとDGソルジャーの因縁
FF7RはすでにオリジナルのFFVIIと違うものだという認識があるのですが、これらもFF7Rの分作中で消化されるのでしょうかね。DCやってないんでそこらへんの知識がありませんが。

・本家アバランチについて
BCFF7では、本家アバランチは星命学者(フヒト)がタークス主任のヴェルドの娘フェリシアを擁立し、神羅による星のエネルギーの濫用を防ぐといった正統派(?)テロ組織で、ワールドマップ各地で活動をしており、BCFF7の最後(ジルコニアエイドの召喚とタークスの討伐)によって本家としての組織はなくなり、その時を同じくしてバレットが本家アバランチの思想に共感し、「勝手に」アバランチを名乗りだした(=自らをアバランチの思想の継承者だと思い込んでいる)のが、私の理解するオリジナルのFFVIIのアバランチの認識なのですが、FF7Rではその認識とすでに異なる展開となってますね。

FF7Rでは本家アバランチは「神羅からミッドガルを解放する」というのが主目的で、BCFF7で言われる「本家」とは規模も思想が異なります(どちらかといえば、バレットのほうがBCFF7の本家アバランチの思想に近い)

・今後の作品について勝手に予想
個人的には、FF7Rは新約FFVIIとしての立ち位置で、のちのコンピレーション作品をすべてFF7Rの星を救う話に組み込んでそれ一作で完結させるストーリーだと予想しています。
スマホでバトルロイヤルみたいなのが出るみたいですし、昔から散々言われてきた「AC,BC,CC,DCがあるんだからECもそのうち出るでしょ」の「EC」も2022年に出るみたいですしね。
次はヴィンセント編か~?とか思ったけどあいつただのイケメンひきこもりだし過去話じゃないと動かせそうにないな。。。

とりあえずクラウドたちはカームには着きそうだし、本編についても2022年には続編が欲しいです。

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