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バルコニーの亡霊

深夜のバルコニーが好きだ。昔からそこが人生の本当の場所だと思っている。遠くのビルの窓明かり、交差点の信号機、沈みかけた半月。それらを同時に眺めながら、自分のことを忘れるために、僕はそこに立つ。

今回は少しおかしなことを書くので、有料に設定させてもらう。

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