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神々の争乱

この3柱の女神たちで、「最も美しい者」を選ぶことが「パリスの審判」です。

なぜ女神たちは「美」で争うことになったのか。また、どうしてパリスが「裁定者」となったのか。

そして、それがなぜ「トロイ」を「滅亡」に追いやったのか?

これらにまた「物語」があるのです。

そういえば、この複雑な"伏線"を紐解くために、ある程度、ギリシャ神話の神々の「名前」と、その"性格"を知っておく必要がありますね💦

まず、「ゼウス」。

ギリシャ神話における神々の「王」で、"絶対君主"です。
その行動は"絶対君主"の名に恥じぬ"横暴"でその権能は「全能」で、正に"唯我独尊"な存在です。それ故に、誰も彼には逆らえません。
それからメチャクチャ"女好き"な神でもあり、自分が"モノにしたい"と思えば、女神でも人間でも「ありとあらゆる方法」で"コト"を済まそうとします。😅

で「ヘラ」。

ゼウスの「妻」で「支配」と「御産」の神です。とても"嫉妬深い"です。ゼウスに"唯一文句が言える"立場です。
ゼウスもヘラには頭が上がらないのですが、本気を出されてしまうとヘラに"勝ち目がない"ため鬱憤の晴らし方は、「浮気された女性」の方に向きます。
理不尽極まりない。💦

「アテナ」は「知恵と戦争」の神で、ゼウスが頭痛がしたので、斧で頭を割ったら"武装した姿"で生まれたそうです。ギリシャにある都市「アテネ」の守護神でもあります。
これも浮気相手がゼウスの子供を産むと、その子はゼウスを超える"力"を持つ、と言われたために、浮気相手を飲み込んでしまった後、頭痛がしたので他の神に頭を割ってもらったら、"彼女"が出てきたという話しです。
ゼウスの頭から生まれたため、とても「優秀」です。

「アフロディーテ」は「美と生殖」、ひいては「豊穣」の神です。この女神は少し特殊で、ゼウスの天下の前に、実は2代天界の王が君臨しており、ゼウスは「3代目」です。
1代目の「ウラノス」の王座を、クーデターでひっくり返すため、2代目の「クロノス」がウラノスの「男性器」を切り落として、それが"海に落ちた時に出来た泡"から彼女が生まれたとされます。
「貝の上に佇む髪の長い女神」の絵を見た事がある方は、それが「アフロディーテ」です。

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