天使Aの「覚醒」



A「"ここ"は理不尽なことが多くて、未だに我欲による争いと憎み合いが続いているよな」

A「昔に比べたら"まだマシ"だとは思うが」

A「そんな中、"上"が"ここ"に期待することってなんだと思う?」

B「まぁ、生きとし生ける者すべてが、平和に安全に暮らせることじゃないか?」

B「たぶんオレたちが"ここ"にいるのも、その一助になれば、ということだろう」

A「でも、オレたちにはそれをなすだけの力も、機会も与えられていない

A「そしてなぜ"ここ"にいるかもわからず、放り投げられたようなもんだ」

B「ずいぶんと"不敬"な言い方だな😅」

A「"上"は、そんなことで"バチを当てるようなことはしない"と思っているからな😁」

A「で、考えたんだが"ここ"はわからないことだらけだけれど、どういうわけか万物に共通な物理法則と、生きとしいける者が過ごせる環境は整っている

A「つまり"上"が"ここ"に用意しているのは、秩序と調和だけだ」

A「だから『この世は理不尽だ』と、思ってるのは自分の心であって、"上"が用意しているもんじゃないんだってことだ」

B「自分の心自分が作り出していて、"上"からも自由ということをいっているのか?」

A「でないと"向こう"はなんの障害もなく、なんの憂いもない世界なのに、わざわざ"上"が"ここ"を作る意味がわからない

A「"上"は秩序と調和を人間に与えながら、『"ここ"ではなんでもしていいよ』と言っているんじゃないか?」

A「だから、理不尽だという自分の心、まあ『業』というやつか?それを捨てれれば、たぶん"ここ"ももっと住みやすくなるじゃないかと思う」

B「じゃ、オレたちが"ここ"にいる意味は?」

A「人間と同じだろ?というか、"研修を兼ねたバカンス"かもな😁」





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