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「チ。−地球の運動について−」

仕事帰りの電車の中、ふと見上げた先にあった広告。ある漫画の展覧会の物でした。

「チ。」|ずっちー #note 



僕はその広告に描かれた人物の「目」に惹かれて、この漫画を購入して読んでいます。

読んだ感想は、「買ってよかった」

舞台は未だ「宗教の呪縛」から逃れられない"15世紀頃のヨーロッパとみなされる地域"での、「地動説」を巡る話しです。

その地域では「C教」と呼ばれる宗教が「地球は"神"が作られた物だから"世界の中心"であり、動く訳がない」という理由で「天動説が教義」でした。それに異を唱えることなど、普通"あり得ない"時代です。

そのような時代でも、占星術や暦の作成の為に天体を観測する人々がいます。

その内の中から、天動説では、どうしても"矛盾が生じること"に気づく人が出てくるのです。

それは何なのかを明らかにしたい。


その欲に駆られ、調べた結果が"地球が動いているんだ"という「真理」。当然、教義とは相反する「事実」。

この説は「異端」とされ、迫害を受けます。


しかし迫害されながらも、なぜ「地球は周る」事を、語り継ぐ「気概」を持ち得たのか?

「その意味を考えさせてくれた」本です。

連載は終わっているようで、最終巻となる8巻が出るのを待っている所です😄


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