【桜咲け、夜ノ森:東日本大震災の傷跡】
福島県双葉郡富岡町に、桜並木で有名な夜ノ森という場所があり、常磐線の駅もあります。
私が最初に夜ノ森を訪問したのは、東日本大震災の3年後の2014年4月で、二分咲きではありましたが、ちょうど桜が咲き始めていて、上の写真のようにお花見気分になっていましたが、実は突き当りは
帰宅困難区域で立ち入り禁止になっていて、とてもお花見気分になれる状況ではありませんでした。ちょうど1年前に常磐線のこの区間が9年ぶりに運転再開されましたが、東口の駅前は
駅前通り以外は未だに帰還困難区域のままで、全面解除が計画されている2023年春までは、福島第一原発の影響を引きずっている状況です。
でも、夜ノ森駅の構内には
「桜咲け つつじ咲け 夜ノ森」という横断幕が掲示されていて、また活気のある夜ノ森が復活することを夢見ている子供たちの心の中を表している様でした。
原子力発電所の存続に関しては、様々な意見がありますが、東京電力もそれだけにこだわることなく、例えば、昭和のエネルギー源の一つであった常磐炭礦跡に
太陽光発電施設が建設されている等、
クリーンエネルギーへの施策も施されており、明るい未来へ向かっているとも思えます。
ともかく、東日本大震災から10年を経過した今も、震災前の生活に戻ることが出来ない方々が多数存在していることを、多くの方々に知っていただきたいと思って、この記事を書きました。
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