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HiMERUくんのソロ曲すごくね?


この、「〇〇くね?」ですぐにMOROHA出てきちゃうのオタクだなあと思う。革命とナゴヤに提供した開眼しかフルで聞いたことないのにね…。開眼かっこいいんだよなあ。
MOROHA、即席めんのCM出ててすごいなあと思った。チキンラーメンもヒップホップってこと。生卵のせた時の「リアル」さはあたしも好きだ。なんの話だよ。

HiMERUくんのソロ曲すごいよね~という話。すごくない?

きっとおそらく多分、フィーチャー1の専用衣装がソロ曲のモチーフっていうのが一貫したテーマなんだろうけど、HiMERUくんの専用衣装は「HiMERU」がソロ時代に着られなかった衣装が根底にある。HiMERUのソロ時代だから、それはHiMERUこと十条要が着られなかった衣装だ。その意匠を専用衣装に選び、それを着てHiMERUのソロ曲を披露する。その胆力がすげえよ。肝、据わりすぎじゃね? 肝据わってないとできないことをしているというのもある。すげえよ。 

「HiMERU」はひとりのアイドルの名前だけど、HiMERUをやっているのはふたり。今のHiMERUくんことお兄ちゃんと、元々HiMERUだった弟の十条要の兄弟。そして弟の要は現在アイドルとして活動できていない、けれどアイドルHiMERUを失うわけにはいかないから、お兄ちゃんは要の戻る場所を守るためにHiMERUをやっている。この辺はオブリガートで語られているので割愛。「追憶*遊色が奏でるオブリガート」、面白いから読んでねという気持ちと最悪だから覚悟してねという気持ちはいつだって二律背反。
兄はアドバイスを乞うているだろうと判断して弟に与えた古き良きアイドルのキャラクターをなぞって、HiMERUを続けている。ファンに愛されるため、HiMERUとして、要を、またあのサイリウムの光の海に還すために。

にしてもじゃない? ソロ曲くんさあ、めちゃくちゃ「お兄ちゃん」じゃない?
HiMERUくん(お兄ちゃんの方)、自分のソロ曲をファンに向けての曲だと言った。ファンの視線を奪ったと。HiMERUくんは専用衣装の時にも、あなた(この場合は『ユーザーであるあたしたち』に向けた『あなた』)の目にHiMERUはどう映っていますか、と聞く。ファンの瞳の中を結んだ線が今の『HiMERU』だから。だから、言い切ったからにはHiMERUくんの意見が一番正しいわけで、ファンはそこを疑問に思うべきではない。わかる、わかるよ。

HiMERUには輪郭がない。だからこそファンの瞳の中にある姿をHiMERU自身が求めている。視線の中を引き結んだ幻想こそがHiMERUだ。あまりにもHiMERUの歌詞だ。HiMERUは幻想で、非実在だからこそ、『あなた』の瞳に映った姿こそが、真実なのだと。それってすごくお兄ちゃんじゃない?

お兄ちゃんはHiMERUの正解を知っている。要に示した、要が成ろうとしたものがそうだ。けど、例えば要がHiMERUとして、お兄ちゃんの想像の向こう側に行っても、それもHiMERUだ。でもお兄ちゃんはそうじゃない。要は、誰かの視線を奪う前からHiMERUの輪郭を知っている、と、思う。そうだよね? 要どう? 要、早く退院してお兄ちゃんとデュオ組んでこう、なんか元気な歌とか歌ってくれ…。

ともあれ(ともあれカウント1)、HiMERUくんのソロ曲、HiMERUの輪郭を求めるお兄ちゃんの曲じゃん! すっげ~! ってなったよという、日記でした。すげえよ。あとお兄ちゃん、要をセクシーでスマートなアイドル路線に持っていこうと思う割に過保護なの愛おしいよね。

でもさ、でもさ、主張する輝きは裏腹な幼さで、誰にも渡さない~の部分、HiMERUの輝きの中に幼さを見ているとしたらそれもう、要宛ての私信じゃない? そんなことない?

革命、久しぶりにしっかり聞いたんだけど第三講堂じゃん、になりました。ふたりも聞いてたかもしれない、革命を…。

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