令和6年能登半島地震について

令和6年元旦に発生した能登半島地震では震度7を記録し、建造物の倒壊や
津波被害、大規模火災が輪島市や珠洲市で発生しました。この地震では
政府は発生から5分後に岸田総理が指示を出し、発生から20分後に陸海空自衛隊で
偵察飛行が行われ、その35分後には馳石川県知事は名古屋市にある陸自第10師団に災害派遣要請を
出しています。偵察飛行を行った機体を纏めると

・陸自
UH-1×5(立川、八尾、仙台)
CH-47×2(木更津)
LR-1×1(木更津)
・海自
P-1×1(厚木)
SH-60×1(舞鶴)
P-3C×1(八戸)
・空自
F-15J×4(千歳、新田原)
F-2×2(築城)
U-125A×1

なお小松の第5航空団と小松救難隊は震源地に近く、滑走路の点検などもあり
今回の偵察飛行には参加しておりません。今回空自からはF-35、陸自からはV-22が
被災地への人員物資の輸送も含めて投入は行われていません。V-22はまだテストが完全には
終わってなかったのかもしれません。しかしF-35については今年からアラート任務に
就いておりETOSやEODASによりリアルタイムで効率的な偵察が可能なF-35は
投入しても良かったのかなとは思います。しかしF-15Jが4機も偵察していれば
火災や地滑り、津波の被害を基地に伝える事が可能になります。またF-2には
ALQ-33照準ポッドが搭載されており、リアルタイムでの被災地の情報が伝達されたと思われます。

また空自輪島分屯基地には1000人の被災者を受け入れています。この基地は
レーダー・サイトの基地でJ/FPS-3Aが設置されているBMD監視基地でもありますが
災害の避難所の役割も担っています。また元旦には陸海空自衛官1000人を被災地に派遣、
また関西の消防や警察、海保の救難隊も派遣されています。機体も22機、艦艇は
舞鶴地方隊の護衛艦2隻と多用途支援艦1隻、第14護衛隊の護衛艦1隻、
呉の第1輸送隊の輸送艦(おおすみ)がそれぞれ物資を輸送している他、
八尾のCH-47も輪島分屯基地まで警察の広域応援部隊を輸送、小松基地の復旧に伴い
小松救難隊が救難活動を開始しています。さらに輪島分屯基地も救難活動を開始しました。

さらに2日には倍の2000人が派遣された他、陸自中部方面総監を長とする
統合任務部隊(JTF)が結成されました。

なおネットでは人工地震などのデマが頻発しています。決して信じないようにお願いいたします。
また地震で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

■ソース


https://sp.m.jiji.com/article/show/3133146


https://twitter.com/ModJapan_saigai/status/1742010681757712713?t=Mzccw0RJErmaVdW6ogdGgQ&s=19



https://news.yahoo.co.jp/articles/3893510eea515b8bcbd41a8323799dc906700fc8


https://news.yahoo.co.jp/articles/fe84af151c7466388ebb6dfe49d5492f9261c53c


https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%BC%AA%E5%B3%B6%E5%88%86%E5%B1%AF%E5%9F%BA%E5%9C%B0


http://kinkyu.nra.go.jp/m/sp/kinkyu/2024/01/post-96.html


https://news.yahoo.co.jp/articles/b652cd9413008fb6ef1b5721ab75069c502f83ce

https://news.yahoo.co.jp/articles/e46f2e2c3b6797033c114311c2af1d76fb25be18


https://www.toonippo.co.jp/articles/-/1505146



https://twitter.com/ModJapan_saigai/status/1742325885343342753?t=vxYL7Zx5NX6ngtF_diFxhg&s=19


https://news.yahoo.co.jp/articles/ad73c29e4cec5ab8dcf5e0f20870d45cba75931d

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