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ビタミンEと妊活

先日の診察で、医師より「LH(黄体ホルモン)とFSH(卵胞刺激ホルモン)の比が、1:2が理想なのだけど、FSHが少ないから、ビタミンEをサプリなどでたくさん摂ってくださいね〜」と言われた。
「ビタミンEって、普通の食事をしていれば不足しない栄養素だし、平成30年国民健康・栄養調査*1)でも不足と報告がなかったハズ。私、魚も野菜も結構食べるから、不足していないと思うのだけれど……🤔」と思ったけど、そんな面倒くさい患者になりたくなかったので「はい。気をつけます」とふたつ返事。
それまでビタミンEって、抗酸化作用のイメージで、不足もしないしそんなに重視していなかったのだけど、改めて振り返ってみると……

*1)http://www.sankaico.com/pdf/clm_200414.pdf

ビタミンEとは

ビタミンEは脂溶性ビタミンの1種。8種類(4種類のトコフェロールと4種類のトコトリエノール)の総称。ただ他の脂溶性ビタミンとは異なり、体内に蓄積されにくいという特徴がある。

ビタミンEは強い抗酸化作用があり、細胞膜を強くしたり、赤血球の溶血を防いだり、血管を強くしたり、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の増加を抑えるなどの効果が期待できる。また私たちの大好物、抗酸化作用も期待できる。

ビタミンEのサプリメントを使うときの注意点

ビタミンEは不足していないと思いながらも、LHとFSHのバランスが悪いと言われれば飲むしかない。またビタミンEは体内に蓄積されにくいこと、且つ耐用上限量(国がこれ以上摂るとリスクがあるから摂らないでね、と言っている量)が30〜49才の男性で900mg/日、30〜49才の女性で700mg/日なので、あまり多すぎない140mg /日のサプリを購入。

ちなみに食事摂取基準の1日の必要量は、30〜49才の男性で6mg/日、30〜49才の女性で5.5mg/日なので、サプリがいかに簡単に多く摂れてしまうかというのが恐ろしい。

多く含まれる食べ物

食品では以下のものが多く含まれているが、食品によって大きく異なり、
例えばビタミンEが多いと噂のアボカド1/2個でも2.6mg、オリーブ油小さじ1で0.3mg、たら100gで0.8g。
一方、アーモンドミルク100mlで45mg。

イメージって怖い…😂

種実類
アーモンド、カシューナッツ、くるみなど

野菜類
アボカド、ほうれん草、かぼちゃなど

魚介類
うなぎ、たらこ、たら、めかじきなど

油脂類
ひまわり油、オリーブ油など

チリツモでちょこちょこ摂るのもよし、アーモンドミルクのようにたまにはしっかり摂るのもよし、結局色んな食品を食べることが一番。(結局行き着く先はこれ。)

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