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嫌いな7月の過ごし方


書きたい文章を書くし、書きたくないことは書かない、そのスタイルはずっと変わっていなくて、でも仕事をしていない今は焦る気持ちから書きたくない文章にまで手を伸ばそうとしてしまう。わたしはエッセイと詩を書くのが好きだ。途中まで書いてたとしても、気に入らなかったら全て消して最初から書き直す。今もそうして書き直している。

自分の心に従って動く練習をしている。散歩していても、「あの道まで行きたい」と思ったら行くし、「疲れたから寝よう」と思ったら寝る。自分の素直な心に抗わないことで、なんだか元気になってきた。いつしか毎日外に出られるようになってきて、日中は活動するようにしている。自分の回復を感じている。


7月は嫌いです。思い出たちがわたしの心を蝕む、それでも明日は容赦なくやってくるのであって、生きるって思い出の積み重ねなのだと思い知らされる。たばこが吸いたくなると夏が来るのだな、と思う。もう誰もいなくならないでほしい、と7月になると思う。わたしのせいで、なんて思いたくもなかったけど、過去は過去、今は今と考えられないわたしはまだまだ大人になりきれていないと思う。

1年が経って、わたしは変わったかな。違和感があるなら放置しないで、心に従えばよかった。もっと心に素直にわがままになれたらよかった。変わったことも変わらないことも、わたしはわたしとして生きていかなければいけないことには変わりないのならば、もう二度と後悔はしたくないのだ。

わたしは元気だよ。でもまだ調節が必要で、万全ではないからこそ、こうして毎日書いて生活をしている。書くことで自分を保っている。生きていればなんとでもなるよね、と家族のような友達と確かめ合ったりして、今日もなんとか生きている。


なるべくひとりにならないように生きています。日中はもちろんひとりなのだけど、ひとりの夜の孤独をよく知っているからこそ、夜はひとりにならないようにする。夜にひとりになると、きっとまた不安定になることが肌感で分かる。泣き叫ぶのはひどく疲れる。思い出したくもないことを、なるべく思い出さないようにしている。

朝起きて、外が晴れているとほっとする。そのままカーテンを開けて、扉を開けて、外の空気を吸う。もわっと暑い空気が身体中に充満する。さっきまで見ていた気がする夢をもう忘れてしまったけど、そんなことより今日がはじまることにすこしわくわくする。

今年の7月は、目標を持たずにただやりたいことをして過ごせそうです。もうこれ以上嫌いにならないように、7月をいい思い出で満たせるように、心にいいように過ごせるように。風に揺られる木々を見ながらそんなことを思う7月4日。


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