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決断をする、今日のこと

自分の決断を人に伝えるのはいつだって緊張する。いつかその時が来ると分かっていながらも、そう伝えたら寂しいねと言ってくれる人がいるのはつくづく幸せだと思った。いつか分かっていながらも、私も自分の決断をすこし寂しいと思った。でも甘えるわけにはいかなくて、決断するしかなくて、私が私の人生を生きていくってそういうことだと思った。

なんで私は「こうなりたくない」と思った人間になってしまうのだろう。反面教師にしていた大人に近づいてしまっている気がして、こんな人が嫌いだと思った人が案外自分に似ている気がして。意識すればするほど嫌なものは近づいてきて、名前を良く聞くようになるから余計に染みついていく。私の一部にならないで、なんて声は打たれて散っていく。悲しいね。悲しいね、ばかり言ってられないので頑張るんだけど、やっぱりここにいる以上同じことの繰り返しだ。最善策は私が一番よく分かっている。


やっと結婚式の準備が落ち着いて平日の昼にゆっくりできるようになった頃には、もう式まで2週間になっていた。年末で忙しくなっていく仕事のモチベーションは結婚式のためで、これが終わったら何を楽しみにしていこう、と考え中です。やりたいことがたくさんあって、挑戦したいこともたくさんあって、でもまずは大きな動きのために準備をしなくてはいけない。年が明けたらきっとバタバタだ。そういえば社会人になってから1年か2年置きには引越しをしている。それも今回で最後だと思う。旦那の生まれ育った土地へゆく。いつかは、と思っていた時。ずっと楽しみだった。でもこの土地も好きになった。出会っていく人で、好きな土地は変わっていくんだね。

物事を深く考える時間が減った。深く考えた結果を話す機会が減った。それは私にとって楽な時間であり、同時にどこか寂しい時間でもあった。あの夕陽がさす光の綺麗さについて、大切な人と過ごす時間の尊さについて、冬の空気のつんとした感覚について、話す機会がないのはやっぱりすこし寂しかった。それでも楽しかったからここに2年いたのだ。後悔はない。あとすこしの月日を大切に過ごしたい。ここで出会った人とすこしだけの思い出を作りたい。あまり作りすぎるとまたこびりついてしまうから。

新しい人生への区切りをつける。新しい土地へいく準備をする。そんな年末年始と年度末の4ヶ月になりそうです。


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