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#8 人間は、決して平面ではない


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エッセイ「多面性」


暖かい言葉、ってなんだろう。褒められて嬉しい、もちろん、そうなんだけど、ひねくれもののわたしは、それだけではわたしの入り口を見てもらったにすぎないと思ってしまう。

何回も聞かせてもらったその言葉はきっと真意だし、見た印象をちゃんと伝えてくれた結果なのはよくわかる。

もっといろんな面を見てよ、どんなわたしでも愛してよ、というよりも、多面的な人間であるということを前提として褒めてくれたら嬉しい、といった具合にはひねくれているのである。


人間は、決して平面ではない。

目の前の人によって見せる顔も態度も違うように、出てくる言葉も違うわけで、わたしはそうやって現実とSNSでの言葉を使い分けている。

どっちが素であるのか、どっちが真の姿であるのか、などはもはや決めていない。だからSNSと現実の印象もだいぶ違うだろうし、そのギャップで悩むことも多々ある。

SNSで見せている「暖かい言葉」は、自分を穏やかに保つために備えている重要な人格であって。特に今の季節は気分や体調の荒波が立ちやすいので、そんな自分をすこしでも落ち着けるために、自分のために言葉を紡いでいる。

それがだれかのためになっているのなら、それ以上嬉しいことはない。

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