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【私の生き方実験②】リビングエニウェアをはじめて3ヶ月目の私がわかったこと

どうも、あずです。

前回のレポートから早1ヶ月が経ちました!

今回は、リビングエニウェアな暮らしをはじめて3ヶ月目の私が感じる、この暮らしのメリットやデメリットをお届けします。

3ヶ月という期間は重要なポイント

本題を話す前に、そもそも「3ヶ月」という期間って実はすごく大きな通過点だったりします。

日本には古来から「三日三月三年(みっかみつきさんねん)」という言葉があるように、

「三日我慢出来れば、三ヶ月は耐えられる。三ヶ月耐えられれば、三年は頑張れる。三年頑張れれば、一生耐えられる。」

といわれるこの期間で感じることは、その後の暮らしにおいてとてもとても大切なこと。

私は耐えるつもりでこの生活をしているわけではないですが(笑)、それでも正直、この3ヶ月間は考えることがたくさんありました。

他人からいわれる「うらやましいよ〜」「なんだかキラキラしているね〜」という言葉に、どこか「いや、全然そういうんじゃないけどな」とひっかかったり、「いや、この暮らしどうなの!?」と葛藤したり。(笑)

そんないろんな感情を感じつつ過ごしたこの3ヶ月は、自分を見つめ、これからの暮らしを考えるうえでとても大事な時間へ。

今回は、そんな大事な3ヶ月を過ごしたなかで感じたことを素直に残しつつ、リビングエニウェアのメリットデメリットをお届けします〜♩^^

これから先こういう生活をしたい人や、そんな生活をはじめばかりの人にとって、なにかの役に立ちますように𖥧𖤣↟
あずより

デメリット①暮らしやすく働きやすい場所はそうそうない

「暮らしやすく、働きやすい場所ってそうそうないぃぃい!!!!」

一番感じた葛藤はずばりこれでした。(笑)

私はいま主に、LivingAnywhere Commonsさんやエアビー、HafHさんなどのサービスを掛け合わせながら暮らしています。

完全に家を持たずに暮らし始めたのは2022年の春。だけど、実際にはその前の年の夏頃から半分ホテル生活をしていた私にとって、これまで暮らしをイメージしながら過ごした滞在先は30を超えます。

でもね、基本的に宿泊施設って、ハレトケのハレ(非日常)を意識して作られているから、ケ(日常)を送れる場所って全然ないんですよ。

ちょっと例をあげてみてみましょう。例えばホテル。

旅行で泊まるには最高の宿なんですよ!

ホテルって、ベット・お風呂・トイレがあり、小さな冷蔵庫やテーブルもあってすごーく快適ですよね。

でもwi-fiが遅くてzoomミーティングができなかったり、部屋のテーブルと椅子が仕事に向かなかったりする。

旅暮らしをできる職種って必然的にオンライン命です。

そのなかでWi-Fiが遅ければ、それは暮らせないを意味してしまうし、自炊が好きな私にとって、キッチンがなかったり外食ばかりの日々はちょっと物悲しかったりする。

ホテルは過ごしやすくて確かに快適。でも、暮らしから離れて非日常になってしまうので「これならたまに旅行で使えればいいよね」に落ち着いてしまうのです。

(もちろん、ホテルはそういう非日常をコンセプトに作られているからいいとおもうのですが!)

他にも、例えば今の時代はとても便利で、人様のお家をお借りするようなエアビーたるものがあります。

この滞在先も快適だったものの・・・!

エアビーは、空き部屋や空き家を貸し出していることもあって、ホテルよりも暮らし向きなところが多いですが、それでもやはり作業ができる環境、暮らせる環境を考えていくと、なかなか難しい。

1泊5000円程度になればキッチンや作業スペースのあるような場所も借りられる印象ですが、1泊5000円×14日間だとするなら、月の半分過ごすだけで7万円の費用・・・!

それなら都内で賃貸を借りた方がずっとずっと自分好みの暮らしができて賃料も安いので、その場合「それなら定住する家を持とうかな」に落ち着いてしまいますよね。

完璧なものなんてないし、一長一短だとわかっていても、いい塩梅がみつけられない。それがこの3ヶ月での悩みでした。

ちなみにLivingAnywhere Commonsはそんな「働けない」「暮らせない」をカバーする「住む・働く・交流する」ができる施設をコンセプトにしています。

だけど実際に11拠点を回ってみて感じるのは暮らしやすく、働きやすい場所ってやっぱりそうそうないが素直な感想。

どこでも働き暮らせる時代の、ちゃんと暮らせて働ける場所。

これってあまり表には出てこないけど、多くの人の悩みポイントなんじゃないかな??

率直にそう思ったのが、まずはこの3ヶ月での気づきでした!

実際にいった拠点で暮らした感想はこちらにアップしています👇

デメリット②移動の多い生活はやっぱり大変

電車から見る景色はとっても好き

実際に私が感じているデメリット2つ目は「移動」に関すること。

今の生活は早ければ2〜3日、長くても7〜14日で住む場所を変えます。

新幹線に乗って、飛行機に乗って、バスに乗って・・・。そんな移動は気分転換になる反面、やっぱり大変だなぁと思う時があります。

ほら、飛行機とか新幹線ってたまに乗るから「わー!!」ってなるじゃないですか?笑

毎日の出勤が飛行機だったら「ふぅ・・・」ってなるのと同じで、2-3泊の滞在で移動が重なるような時は正直とっても疲れてしまいます。

移動中の仕事はWi-Fiが不安定だし、移動日は疲れちゃって仕事にならない。そんな時間が増えるほど「いやいやこの生活続けられなくない?」と思ったことも多々ありました。笑

ただ、そんな時間を実際に体験したことで、「私はどのくらいの頻度で住む場所を変えることができれば幸せなのか?」という塩梅をみていくことができたのは、この暮らしを始めてとてもよかった点。

机上の空論にならない自分だけの幸せの形。

それをみつめるために、この時間は私にとって必要なんだと思えるのです。

デメリット③大好きな人にすぐ会えないのはすごく寂しい

仲間といった千葉の海沿い

デメリットの3つ目は大好きな人にすぐ会えないこと。

リビングエニウェアな暮らしは、大好きな人が多い東京を離れる時間も長く、大好きな人にすぐ会えない寂しさはやっぱりどこかで感じていました。

はじめての土地にいったとき、1人で特になにもなく眠る夜、そういうときにものすごい孤独を感じて、「あぁ、帰りたい。。。(しかし、どこへ)」とはじめの頃はよく思いましたね。(笑)

でも、孤独を味わえるおかげで、大事な人が明確になったのも事実。

大事な人がクリアになったことで、自分のコアがより強くなり、他の人の意見や人の目に惑わされることもますます少なくなりました。

会いたい人にちゃんと会いたいと言えること。好きな人にちゃんと好きだと言えること。私はこう思う!を会える時間が短いからこそ表現できること。

おかげでこの3ヶ月で、人間関係がよりよくなったような気がしています。^^

距離が近すぎて不満や疑問がでてしまうような人との関係も、距離を空けることで良好になるのもまた事実ですよね。

メリット① 自分の気持ちに応じて環境を変えられる

埼玉県横瀬の棚田風景

さぁ、ここからはよかった点!

この暮らしをはじめてよかったこと1つ目は、自分の気持ちに応じて環境を変えられること。

よく、人生を変えたければ「環境・時間配分・付き合う人」を変えなさいなんていうじゃないですか?

あれ、私は「環境」を変えればあとは勝手に変わるじゃんと思ってるんですよね。

だから、この環境を、在りたい自分に応じて変えられるのはすごくよかったこと。

東京の赤坂で過ごした後、秩父の横瀬という場所に移動したことがあるんですが、都会のスピード感やそっけなさのなかで刺激的に楽しんだ後、緑のなかで深呼吸しながらみんなで食卓を囲める幸せといったら・・・。

自分の気持ちを環境から整えていける暮らしは、私にとってとても幸福度があがるようです。

横瀬のコミュマネおけいさん

メリット②自分という人間が強くしなやかになる

思い出ぽろぽろ

メリット2つ目は、この3ヶ月で自分という人間がより強くしなやかになったということです。

私自身、この3ヶ月はリビングエニウェアをするためにとにかく捨てまくった時間でもありました。

家とか荷物とかそんな物質的なモノはどうでもいい。(だって欲しければまた手に入るから)

それよりもそれらを捨てることでの期待とか執着とか、なんとなく感じていた漠然とした不安とか孤独とか、そういうものとすごく向き合えたなぁと。

もともと実験思考なことも相まって、3〜4月はほとんど仕事もしないでみたし(仕事をせずとも生きていけるか?を実験したかったw)、SNSを使い倒してきた私がSNSへの過度の時間の使い方もやめてみた。(正確には、投稿しなきゃと思ったり、コメントを返さなきゃと思ったり、そういうよくわかんない責任感みたいなものを捨てました。)

おかげでこの3ヶ月で、本当に人に助けられて生きていると再確認できたし、大事な人をより大事にできるようになったし、やりたい仕事をゆるやかなペースでできるようになりました。

多くの余白をつくったことで、大事な人の話を聞いたり、出会った人と夕飯を食べたり、やってみたかったことをやる時間もたくさん確保できて、日々の幸福度が高まった。

たしかにSNSで誰かの成長や仕事をバリバリする姿をみると焦ることもないわけじゃないけど、私は日常を大切にしたいので、そこの比較を「どうでもいい」と思えるようになったのはとても大きな変化でした。

(ちなみに、たくさん余白ができたおかげで親友と没頭したInstagramは開始2ヶ月でもうすぐ1万人フォロワー*\(^o^)/*キタコレ)

メリット③必然的に荷物が減ったことで足るを知り、さまざまな面で安心した

リビングエニウェアをはじめたことで、私は必然的に荷物が減りました。

今の暮らしはスーツケース1つ分。よくもわるくもそれ以上は持てないし、持っているものが一目瞭然です。

持たない暮らしは、他の人からは「それだけで足りるの?」と聞かれがちだけど、実際には「持たない」を通して「持っている」を知り、「なんだこれで十分足りたんだ」とあまりの呆気なさに笑えてしまうほど。

私は、、、いや、私たちは、持ちすぎていたんですよね。

責任も期待も人間関係も仕事もモノも情報も。

私はこの暮らしを通して足るを知り、「あぁ私はどこでも暮らしていけるな」がわかったことで、なんか安心したんです。

今の時代、必要以上に変化や成長を求められてしまうし、ネットをひらけば、街を歩けば、誇大な広告が無意識に飛び込んできて「今のままではいけないのかな?」と思わされてしまう。

だから意識して「今」と「私」に戻らなければ、私たちはすぐズレてしまうので、私はいまの暮らしを通して、自分との時間や今を味わえることをとても幸せに感じていますよ。

さいごに

さぁ、ここまでが実際に3ヶ月間リビングエニウェアしてみた私の感想です^^!

来月は、みんなが気になるお金のことや環境のことをお話ししようかな?

リビングエニウェアという暮らし方が、これからの時代の大きな一つの選択肢になりますように!

ぜひぜひまた見にきてください〜!*\(^o^)/*

今月から、新しい働き方LAB研究員制度のLAC企画運営もつとめることになりました!みんなでリビングエニウェアを体験しながら、こんな暮らし方もあると広めていくぞ〜


読みにきてくださってありがとうございました!きっと私の文章を読んでくれる方は近いつながりの方だと思うのでどこかでお会いできる日を楽しみにしています。^^